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( 2023/08/14 )


[2023/08/14] 灼熱の太陽との戦い! 盆休みの日帰りドライブレポート

盆休みのある1日、猛暑の炎天下でチョー強烈な太陽と戦いながら、
私は大阪府のある格安レンタカーで面白いクルマを借りてドライブを満喫しました!

この記事では、その時の日帰りドライブ旅行の様子を多くの写真を交えてレポートしていきます。

なお、例によってこのコーナーでは文体が「である調」になっていますので
あらかじめご了承下さいませ。


大阪府の北部にある、軽自動車をメインに扱うレンタカー屋さん。
一番安い車種は、3時間980円から借りられるという。



さて、今回そのレンタカー屋さんで借りた面白いクルマというのは・・・

ダイハツのコペン・セロ。色はイエロー。かなり目立つ!

軽自動車のスポーツカー、セロの中でもヘッドライトの形状が
ツリ目のローブではなく、丸目のセロである。





コペンは、天井を自動で開閉できるオープンカーでもある。
カーナビが標準搭載されており、安全装備も充実!

しかし、いろいろ詰め込んだせいか、車の中はとにかく狭い・・・。



とはいえ、外観・運転席ともに、雰囲気は走りに特化したスポーツカーそのものだ。

足元にアクセル・ブレーキ・クラッチの3ペダルが並んだ、MT車。
5速MTで、シフトパターンはおなじみのH型。



私はクルマを運転するのが大好きだから、
レンタカーするたびにハンドルの裏側も撮影したりする。。

ハンドルの直径は、一般的な乗用車と同様、37センチ。



この黄色いコペンに乗って、途中でルーフを開いたり閉めたりしながら
MT車のドライブと観光を楽しむことになった。


午前、高速道路をしばらく走ってまず最初に向かったのは、
和歌山県の北部、和歌山市にある和歌山城。

やや離れた駐車場から遠くに見ても、この大きさ。



尾張・水戸と並ぶ徳川御三家のひとつ、紀州徳川家に属した城であり、
かの江戸幕府の8代征夷大将軍・徳川吉宗を輩出した城である。



城の外は広大な公園になっており、市民の憩いの場となっている。

城の中は、有料だが入ることができる。
かつて幕府の将軍や大名を運んだとされる「駕籠」(かご)や、



戦の時に敵軍に向かって高々と掲げる飾り物(名前は忘れた。。申し訳ない。)



などなど、江戸時代を中心にかつて紀州で使用されていた道具がいくつも展示されていた。

また、武器や甲冑なども多く展示され、
城は当時、日本各地に存在した「国」(現在でいうところの都道府県に近いもの)の大名にとって
砦であり要塞であったことがよくわかる。

その当時、主に使われていた武器は、刀剣、槍、弓、火縄銃。
外国から鉄砲の技術が伝わった後の時代だから、
遠距離攻撃できる武器も積極的に使われていたようだ。



城内の展示品の中で最も豪華だったのが、金印。
「獅子紐印」(ししちゅういん)という。



なんと、あの松下電器の創業者、松下幸之助さんも和歌山とゆかりがあった!
松下電器やナショナルの社名は今はなく、パナソニックに変わってしまった。
本社は大阪府にあるが、松下幸之助本人は和歌山県の出身だったのだ。



そして、お城といえば最上階の天守閣!

天守閣から外を眺めると・・・



遠くに海が一望できた! このへんはさすが海辺の城。素晴らしい。


和歌山城は城の外もなかなか良い。

名勝「二の丸庭園」は言うに及ばず、



後に設けられたと思われる公園には、夏の花であるヒマワリや、



池には、うっすらと黄色味がかったスイレンの花が咲いていた。



ひっそりと、イグチ科のキノコが生えていたりもした。



そんなこんなで結構長いこと和歌山城公園に滞在した後、
近くのバーミヤンで超辛い「辛口四川担々麺」の大盛りを堪能。

昼食を取った後は海岸までオープンで車を走らせ、加太(かだ)へ。


加太海水浴場。青い空と青い海。これぞ日本の夏!!



・・・なのだが、案の定人は多く、時間も昼下がりであまり余裕がなかったので、
当初予定していた海水浴はやめておいた。

そのかわり、別のものをじっくり満喫。
普段は海を見ることのない私にとっては、海辺に行くこと自体が大きなアドベンチャー。

至近距離まで歩いて波打ち際まで近づき、砂浜で波が白く砕ける様子を見るだけでも感動した。



また、ここは知る人ぞ知るサイクリングの聖地でもあるらしい。
「太平洋岸自転車道」の西の起点であり、
太平洋の沿岸、東は千葉県銚子市まで続く
およそ1400kmもある長大なサイクリングロードである。



海辺に大きく張り出された観光案内を見るに、
和歌山市加太という地域は、鯛をはじめとした漁業がさかんなようだ。
友ヶ島へのフェリーも出ている。



あと、ここには風変わりな神社がある。淡嶋神社。



正面の本殿だけを見れば普通の神社に見えるが、周囲を見渡してみると・・・





おびただしい数の人形や動物の置き物などが祀られていた。

ここは、どうやら人形供養を扱っている神社のようで、
全国から不要になった人形などが供養のために持ち込まれてくるという。


また、こんな神社もあった。磐船宮。



海辺に近いとはいえ、夏だからか少し森の中に入るとうっそうとした雰囲気に。
でも、拝殿は小さめだけど綺麗だった。



この時の干支は兎なので、境内の大きな絵馬にはウサギが描かれていた。



いずれの神社でも、海辺ということもあって
石造りの灯籠には大きく「海上安全」と書かれていた。



このほか、道中には昔の金鳥の看板が!
菱形の、大きなホーロー看板だ。




とまあ、こんな感じでいろんなものを見ることができた。
海水浴をあきらめたのは残念ではあるが・・・

コレはコレで結果オーライ!?

旅行は冒険よ。寄り道もまた楽しい。そう思いねえ!


私がMT車をレンタカーする時に恒例行事としてやっている「駐車場遊び」も、
お盆で渋滞が激しかったりと時期が時期だけに、やれずに終わってしまったが、
運転そのものはだいぶ楽しめたからそれでいいのだ。

かくして、渋滞を避けるべく帰りも素直に高速道路を走って
なんとかギリギリ時間内にレンタカー屋に車を返したのだった。


盆休みの旅行、大満足だぁ!!!

新しい場所に行く時、人はやっぱりドキドキするもの。
それを今回はマニュアル車で行こうとスケジュールを立て、
実際に行ったんだから感動もひとしお。

晴れた夏の青空の下、オープンカーの屋根をオープンにして
普段は見ない青い海を見ながら走る。
台風が来ているなかでも天気が見事に晴れて、青春タイムを大満喫できた!

コペンは軽自動車だから燃費が良く、高速代が安いのがありがたかった。


今回のレンタカードライブの走行距離は、190キロ。
ガソリンスタンドで入れたレギュラーガソリンの量は、10.9リッター。

よって、コペンセロの燃費は・・・

190km ÷ 10.9L = 約17.4 km/L

と相成った。


先述のとおり、「駐車場遊び」ができなかったのは残念だが、
今まで車では行ったことのない場所へMT車で行けたうえに天気にも恵まれ、
全身で海の風と香りをも感じることができたから、それで十分すぎるほど良かった!

人間、予定どおりに行かないこともあるもの。
けれど、そこから新たな発見があったりもする。

旅行はこれだからやめられない。そういうものじゃないかい?

これからもまた機会があれば遠くの見知らぬ土地へドライブに行きたいものよ!



<おまけ>

和歌山県和歌山市加太の潮騒を、動画でお届けしましょう!





レポートおしまい