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( 2022/02/12 )


[2022/02/12] 小春日和、トヨタ・アクアで静かにドライブを満喫。

祝日を含めた3連休の初日、
私はトヨタレンタカーでアクアを1日レンタルし、
小春日和、見事な青空晴天の下、ドライブ旅行を楽しんだ。

ここしばらくクルマといえばMT車や輸入車など
わりと良い意味で尖った車に乗ってきたし、
原油の相場が上がってガソリン代が高くなっているので、
今回は、ATで燃費のいいマイルドな車に乗りたかった。

そこで、トヨタレンタカーが新型アクアのキャンペーンをやっているとの情報を知り、
それに乗っかってアクアに乗ることにしたのだった。

年式が昨年、2021年という新しいアクア。
まずはちょっとだけその車を写真付きで紹介しよう。


前方の外観。
昨今の車の例に漏れず、ヘッドライトはシャープな吊り目。



運転席。
ATのインパネシフトだが、結構すっきりしているが、
ドリンクホルダーが運転席と助手席の間にあり、完全なフラットレスではない。



パーキングブレーキは足踏み式。

MT車のクラッチペダルと配置は似ているが、
AT車の足踏み式パーキングブレーキはアクセルやブレーキよりも高い位置にあるので
MT車に慣れたドライバーがクラッチと踏み間違えることはないと思われる。



それで、この前コンベックスを新たに買ってきたので、
さっそくアクアのハンドルの直径を測ってみた。



直径36センチ。

私自身、ついこの前「ハンコン」(ハンドルコントローラー)に興味を持ち、
購入こそしなかったものの、ネットで情報を調べていると
車のハンドルの直径は、ハンコンが28〜30cmなのに対して
実車のそれは35cmが一般的だとの情報を得た。

そしてコンベックスを買い、
レンタカーの当日に借りた車のハンドルの直径を実際に測ってみると
案の定そのとおりだった!

これは感動の瞬間である。


それでこのアクアなんだが、
燃費が良いことをウリにしているだけあってメーター周りも徹底的にエコひいき。



走行中のエンジン出力の様子や、トリップ間の平均燃費なども
運転しながらリアルで分かるようになっている。

また、眠気でドライバーの視線がフロントから外れているとブザーが鳴ったり、
クルマが車線からハミ出すと、左右どちらの車線をどれだけハミ出しているのかを
視覚的に分かりやすく伝えてくれたり、と
安全装備も充実している。


シフトレバーも独特で、配置としてはインパネシフトだが、
一般的なAT車のように「P・R・N・D」といった配列ではなく、
レバーを軽く右に倒しながら下に入れると「D」、上に入れると「R」になる。



P(パーキング)は独立したボタンになっており、
停車した状態で押すと、自動的にPギアと同じ状態になる。

なお当然のことながら、DとRの切り替えは停車中にしかできないが、
この時にいったんPボタンを押す必要はない。


私個人のドライブ旅行では恒例行事となっている「駐車場遊び」
これを堪能するついでに、助手席の前方からハンドルの裏側を撮影しておいた。



こういうのを見ると私、興奮するの。


また、高速道路では、まっすぐな道で安全をしっかり確認した後、
走行中の運転席のメーターを撮影してみた。



うーん、美しい!!


・・・と、ここまでは2021年式新型アクアの個人的なレビューである。



ここからは、ドライブ先のレポート。

今回は、京都・奈良を東西に突っ切って、三重県の亀山市まで行ってきた。

名阪国道の無料区間、天理から亀山まで。
およそ73.3kmもの長距離を一気に走破した!

亀山インターを降りると、憧れのあの場所が見えてくる・・・

何年か前、新幹線の車窓から見てちょっと気になっていた黄色い看板。
あの場所へ、一度行ってみたくなった!

その場所とは・・・





亀山エコータウンだった。

ここは、わかりやすく言うとイオンモールをやや小さくしたようなショッピングモール。
スーパーマーケットのサンシをはじめ、
私の暮らしている地域では見かけないお店がいくつかあり、
はじめての出会いに私はのっけから完全にお上りさん丸出し(笑)

ここで日用品をいくつか買い、
さらには隣接するガストでスパゲッティなどを食べて、充実した時間を過ごした。


次に、名阪国道の戻りの途中で、伊賀ドライブインに立ち寄った。





おみやげは一切買わなかったが、
ここでは骨董品の展示即売会が開催されており、見るだけで十分楽しかった。


本物の日本刀や古式銃



こけし



掛け軸などなど。



特に掛け軸のラインアップは凄まじく、
今年は寅年とあってか、トラを力強く描いた掛け軸が目を引いた。



きれいな水の中を泳ぐ2匹のコイも、かなりリアル!
が、これも絵である。



しかし一番良かったと感じたのは、赤富士。最高だ!!



さらには、精緻な木造の日本建築物のレプリカまであった。
レプリカとはいえ、十分すぎるほど大きく、高さは2メートルくらいあった。



こんなのが売り物としてドライブインで販売されているのだから凄い。
さながら博物館のよう。

無料でこういった日本古来の骨董品を見せてくれるとは。
まあ、こんなのを買う人が世の中にはいるってことなんだろうな・・・。世界は広い。


その他、近づくと派手な音楽を鳴らしながら踊ってくれる獅子舞もいた。



が、値段が書いてなかったので、残念ながらこれは売り物じゃなかったようだ。


伊賀ドライブインを離れる前に、ドライブインから見た外の様子を撮影。



冬の終わりが近いとはいえまだ冬だったから緑は少ないけど、
それでもなかなか良い風景だった。


その後は、同じく三重県伊賀市にある「島ヶ原温泉・やぶっちゃの湯」でリラックス。



この日帰り温泉は丘の高台にあり、丘の上から見下ろした風景は絶景!
夏になれば水遊び場もオープンする。



また、夕方には奈良県月ヶ瀬村にある、とある小さな神社でひそかにお参り。



この日の旅の無事と、
引き続き人々が素顔の笑顔を見せてくれることを願って、
あとは帰路についたのだった。



ちなみに、今回のドライブでは220kmの距離を走り、
レンタカー屋の近くにあるガソリンスタンドで、6.14リットルのレギュラーガソリンを入れた。

つまり、燃費は・・・

220km ÷ 6.14L = 約35.8km/L

と相成った。

ま、マジですか!?
確かに燃費はとても良いとは聞いていたけど、
実際に走ってみてここまで良かったとは・・・

モーターの力で走っていた時間が長かったこともあるけど、
リッター35キロはかなり驚異的。
自分が今までの人生で乗ったクルマの中で、燃費は最高記録達成!
いやはや、良い経験ができました。



ところで、じつはこの前、
コンベックス以外にも新しいマイクを買ってきたんだわ。

スマホで自分の声の入った動画を撮影するために。



上の写真には、2つのマイクが左右に並んでいるが、
今回買ったのは、左にある有線のピンマイク。

これを服の、なるべく自分の口元に近い所に挟んで使う。

これの購入にあたって、マイク端子についても勉強してきた。
マイク端子は、プラグが3極と4極のものがあり、
3極のものはイヤホンまたはスピーカー、4極のものはマイクとして認識される。

パソコンとかオーディオ機器とかであれば、
イヤホンとマイクで別々の端子があるのでそこに挿すだけでいいが、
スマホの場合はこれが1個しかないので、
スマホにマイクとして認識させるために4極のマイク端子を持つマイクを買う必要があった。

で、その買ってきたピンマイクをさっそく自分のスマホに挿し、服に固定し、
「Open Camera」というアプリで動画を撮影しながら何かしゃべってみると・・・

ちゃんと音声を認識した!

ただし、全指向性のマイクなので、自分の声以外も拾ってしまう。
とはいっても、スマホに内蔵されている通話用のマイクとは違い、
マイクとの距離が一定なので、ケーブルの長さの範囲内でではあるが
スマホを自分から離しても声が小さくなることはない。

また、自分の運転動画を撮影する時には
助手席のヘッドレストを伸ばして現れる金属のポールに
ゴリラポッドを巻きつけるか、
ダッシュボードに台座を取り付けて、スマホを固定するので、
ケーブルの長さは1.5メートルあれば事足りる。

ただし、助手席のヘッドレストに固定する場合、
ヘッドレストが伸ばせることと、
助手席のシートの形状がフルバケやセミバケではなく(側面の視界を遮ってしまう)、
ノーマル(フラット)である必要があるが・・・


なんでこんな話をドライブレポートの記事でやっているのかというと・・・
じつは今回のドライブ中に自撮り動画を撮影する「はず」だった。

しかし、レンタルしたアクアのシートの形状が一体型のもので
ヘッドレストを伸ばせなかったので、
フロントガラスの大部分と、車を運転している自分の姿の両方を
同時に収録することができなかった。

あんな形のシートって、いわゆるレカロシートくらいなもので
そういうのはスポーツカーとかにしか採用されていないものなんじゃ
・・・と、今まで思っていただけにショックだった。


というわけで、来月はしっかりと下調べしたうえで、
フラットな形状、かつヘッドレストが上下に金属のポールで伸縮できる、
私が定義するところの「普通のカーシート」を持ったレンタカーを借りて
動画を撮影することにする。


ちなみに・・・

さっきの写真の右側にあるマイクは、アナログタイプのヘッドセット。
ヘッドセットの端子は、緑・ピンクとも3極だが、
これの2つの端子を4極変換プラグの各色のメス側に挿し、
プラグのオス側(4極)をスマホに挿せば、
上述のピンマイクと同様にスマホが音声を拾ってくれた。

こちらは頭に固定するタイプのマイクなので、
マイクの位置がほぼ口元であり、単一指向性なので声を大きく入れられる。
しかもケーブルが長い!

・・・ただし、ヘッドセットが不格好に映ることもあるので、
運転の自撮り動画を撮る時には見た目が少々ブサイクになってしまうが。



ともあれ、シートが合わないからといってアクアが悪い車ということは全くなく、
電車のような静かな滑り出しと加速、
それからリッター35キロという驚異的な低燃費を体験できたのは
大変ありがたく、良いドライブを満喫できた。

これからも大手レンタカーではトヨタが一番お世話になるだろう。
レンタカー屋のみなさん、いずれまたお会いしましょう!



レポートおしまい。