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( 2021/12/28 )


[2021/12/28] VWルポ、年納めドライブレポート


この前、個人間カーシェアリングサービス・Anyca(エニカ)で
ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンのコンパクトカー・ルポ(Lupo)GTIを
シェアさせていただいた。

この車のオーナーさんはとても親切な方で、
指定された集合場所で実際に出会ってから車のシェアを開始するまでの間、
車の操作方法を丁寧に説明してくれた。

そして、シェアが始まった!


今回シェアした車の色は、シルバー。
トランスミッションは、MT。





運転席をご覧のとおり、シフトノブはだるま型で、
足元にはアクセル、ブレーキ、クラッチと3つのペダルが並んでいる。



シフトパターンは、1〜6速は通常のH型だが、リバース(バック)は左上にある。
停車時に、シフトノブを押しながらギアを入れる。



こうして、私の青春タイムがスタートした。


この日は、特にめぼしいことなどない冬のオフシーズンの平日。
そんな日に、ただでさえ交通量の少ない山の中に入ってドライブを楽しんだ。
しかも、その山の道はほとんど知っていたので、
まさにお山の大将気分というか、天下を取った気分だった。

で、いざこのルポGTiを運転してみると、ハンドルが重い・・・。
さらに、ハンドル自体にエアバッグが付いていない。
レンタカーで日本車の運転に慣れていると、やはりこの点がまず気になった。

また、車体は小さいくせにエンジン音が結構うるさい。
何というか、無駄にパワーが有り余ってるって感じ。
おまけに燃料もハイオク。お財布に優しくない・・・。(泣)

ただ、うるさいとはいっても爆音というほどではなかった。
まあ、見た目はかわいいコンパクトカー。
中身はバリバリのスポーツカー(MTシフトも含めて)。
と割り切って、周囲の視線も気にせずに安全運転に努めれば、
別にどうということはない。

あとは、ハンドルがちょっと重い。
私の場合は腕力がそこそこあるからたいして問題はなかったけど、
女性の方には、人にもよるだろうけど少々厳しいかもしれないね・・・。


昨今の国産車と違う点はまだまだある。
  • エアバッグ以外にもカーナビはないし、カーナビを付けられそうな窪みもない。
  • ウィンカーとワイパーの各レバーが、左右逆である。
    しかもワイパー(ハンドルの向かって右側のレバー)に至っては、
    下に1回カチッとやると断続で動き、上は2段階調整で連続で動く。
    ウォッシャー液を出すには、ワイパーのレバーの先端にあるスイッチを押す。
    これが国産車なら、ワイパー(左)は通常、
    下に3段階あり、断続・連続・連続(速い)となっていて、
    上は手動で上げている間だけワイパーが動く。
    そして、レバーを引いている間だけウォッシャー液が出る・・・となっているはず。
  • 車のライトは、ウィンカーのレバーを回すのではなく
    ハンドルの右下のインパネにあるツマミをひねって点灯・消灯する。
  • ヒルスタートアシスト(ヒルホールド)機能がない。
    だから、坂道発進は自力でなんとかするしかない。
あと、このルポは2ドアしかなく、後部座席が狭い。
小さい子供ならともかく、大人が2人乗るのは少々厳しいと感じた。
横になって寝転がるにしても、足は曲げないといけないし。

なお、クラッチペダルは別に重いなんてこともなく
シフトチェンジともども普通に操作できた。


今回のドライブは、後述する「駐車場遊び」も含めて
車の運転そのものがメインの目的だったので、
山道を中心に、いろんな道を走ってみた。
そのほとんどが、一度は車で走ったことがある道。
カーナビがない中でMT車を運転するので、
この知っている道を走るという安心感は大きい。

平地では、1速から加速していって順に4速まで入れる。
坂道は、上りも下りも状況によって2〜3速に入れることもあった。
低速ギアに入れることで、
上り坂では力強く、下り坂ではエンジンブレーキを効かせながら安全に走行。
こんなことが自由自在にできるのは、AT車にはない大きな魅力。
エンジン音は高くなってしまうが、このほうがじつはエンジンに優しいのだ。

それと・・・・・

コレはもしかしたら私個人にしか当てはまらないかもしれないことだけど、
坂道発進する時、エアコンをかけながらやると上手くいくことが多かった。
というのは、エアコンをかけると車のエンジンに負荷がかかり、
そのぶんエンジンの回転数が上がる。

つまり、アクセルをあまり大きく踏み込まなくても上り坂で発進しやすくなるのだ。

サイドブレーキを引くのが基本だとは思うけど、
一応、こうした裏技みたいな方法もありますよー、ということで。


このドライブは運転そのものがメインだったが、
何も最初から最後まで走りっぱなしというわけではなく、
いくつかのスポットは訪れた。

京都府の南部・山城町にある、蟹満寺(かにまんじ)と
そのすぐお向かいにある綺原神社(かんばらじんじゃ)。

じつは私、年に数回ここを訪れている。なぜかたまーに来たくなる。


蟹満寺の本堂。



大きめの仏が2体と、裏手にある小さい地蔵たち。



そこの看板には、こう書いてある。

「いとけなき童のために父母となり あわれみ給うぞ有り難き 南無や大悲の地蔵尊」


一方、綺原神社の正面の拝殿はこんな感じ。



こぢんまりとして味がある。
また、拝殿の横には知恵の神様として牛の像が祀られていた。




それにしても、ルポは給油口の開け方まで独特なのね・・・。



国産車の多くは、給油口は車体の左後部にあるけど、ルポは右後部。
まあ、それだけならスバル車なども当てはまるからいいんだけど、
ルポの場合、給油口を開けるのは手動。

運転席の近くにレバーがあったりはせず、直接手で開け閉めする。
昼間に確認したから、ガソリンスタンドで慌てずに済んだけど、
コレって初心者ドライバーに優しくないよね・・・。

まあ、それはそれでいいんだけどさ。


それと、私の長距離ドライブといえば、「駐車場遊び」が欠かせない!
今回はMT車だったので、誰もいない山の中の広い駐車場で
徐行しながらの前進とバックを繰り返した。

そのため、左足はクラッチペダルの操作で酷使する。
この時の足の動きを楽しみ、オナニーするのが私の「駐車場遊び」の目的だったのだ。

半クラッチした時の左足のシシャモ具合は半端ない!(笑)



実際に半クラッチした時の左足は、
ふくらはぎと太ももの上のほうの筋肉が盛り上がる。
そして、手で掴んでみると結構硬い。



ちなみに、今回のドライブでは198kmの距離を走り、
シェア開始地点の近くにあるガソリンスタンドでは、16.3リットルのハイオクガソリンを入れた。

つまり、燃費は・・・

198km ÷ 16.3L = 約12.1km/L

うーーん、、コンパクトカーにしてはかなり悪い・・・。
ただ、今回乗ったのはドイツ製の輸入車であり、
ネットのクチコミで燃費があまり良くない
という前情報は仕入れていたから、それほど大きなショックは受けなかったけど、
それでも、お財布にはキツイわ、コレ。

しかも、ハイオクだし。

世界が温暖化対策に躍起になってガソリン代が値上がりしている中でコレだからなぁ・・・。
ちなみに、ギリギリ3000円行かなかった。


まあ、しょうがないかなー。
こうして、外国車のMT車(さすがに右ハンドルだったが・・・)
を1人で自由に運転するという、とても貴重な経験をさせていただいたからね。

オーナーさんには感謝しきり! ですよ。


それにしても何だろう・・・

普段は自己中全開な私なんだけど、
借りる車の形態によって、心の持ちようが大きく変わるんだわ。
  • 業者のカーシェア: 利用する、乗る
  • レンタカー: 借りる
  • エニカ(個人の車): 運転させていただく
また、私はその時に運転する車のサイズと心のデカさが反比例するんだ。
心のデカさとは言っても器の広さではなく、態度の大きさと言ったほうがいいかもだが・・・

コンパクトカーや軽自動車など、小さめの車に乗ると
ネズミのように縦横無尽に走り回りたくなる。

反対にSUVや横幅の広いスポーツカーなどに乗ると、
見た目もエンジン音も大きくなり、人々の目線も感じやすくなるし、
狭い道を走りにくくなるため、逆にこっちが縮こまってしまうのだ。


・・・とまあ、こんな感じで丸1日貴重な体験ができて、とても新鮮で楽しかった!
というわけで、今回のドライブは、私、オーナーさんともに大団円! でした。



[年末のごあいさつ]

ドライブ旅行のレポートを書いたついでに、年末のごあいさつをば。。

2021年、丑年はもうすぐ終了。
コロナウィルスの影響で世界中が騒がしく、
日本でもマスクを着用する人がほとんどである中、
私は必要な場面以外では意地でもマスクを着けずに通している。

なぜなら、身体が健康な人がマスクを着けることは間違っていると知っているから。

大切なのはマスクではなく、うがい。

この方針は今後も変えることはない。
しかし、私は人々の笑顔が見たい。素顔の笑顔を。
人々がいずれはマスクを外し、お互いに屋外で笑い会える日が来ることを
私は心から願っているよ。

人は心の生き物である。体の健康が全てではない。
心の健康を大切にして生きよう。そうすれば自然と笑顔になれるさ。

この1年間で、私は5回ほどマニュアル車(MT車)を運転し、
日帰りのみではあるが、とてもいろんな所へ旅に行くことができた。

また、仕事面でも大きく成長。
こちらはあまり多くは書けないが、職場の人たちとは仲良くやっていますよ。


それでは、このへんでドライブレポート、兼年末のごあいさつを終わります。
みなさん、良いお年を!



2021年 吉日