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( 2020/11/22 )


[2020/11/22] 京都でMT車を試乗し、紅葉狩りも楽しんだ!

雨上がりの晩秋、私は京都市の伏見へアドベンチャーに行ってきた。
トラベルでもあるけど、ここであえてアドベンチャーと言っているのは、
名所の観光以外にも、一種のアクティビティーに近い貴重な体験ができたから。

その体験とは、MT(マニュアル・トランスミッション)車の試乗だ。


まずはその日、伏見のGRガレージに向かい、
そこでコペンGRスポーツという、軽のオープンカーを運転した。

見てわかるとおり、典型的なスポーツカー。



クラッチペダルと、だるま型のシフトノブ!
一般的なシフトパターンの5MT。



足元も一緒に写したくなるほど、私はMT車が好きで、
運転せずとも見るだけで興奮する!
(ある種の病気(「MT車を運転したい病」みたいな?)かもしれない(笑)



天気が良かったので、試乗が始まってすぐ、さっそくルーフを開いた。
秋の風を感じながら、自分の両手両足でクルマを操る、この楽しさよ!

軽自動車でありながら、ハンドルを回せばキビキビ曲がってくれた。
エンジン音は少々うるさかったが、スポーツカーにしては燃費は良いらしい。


また、当初は予約には入れてなかった、トヨタ86。
これも、スタッフの勧めで続けて試乗することができた。
こちらもMTのスポーツカー。



コペンよりも排気量が多いからか、6MT。Rは左上の配置。



やっぱり、足元の3ペダルは写真撮影のターゲットから外せない!



走ったコースは、先ほどのコペンと全く一緒。
オープンカーではなかったが、コペンに比べてエンジンのパワーに余裕があり、
さほど騒音を気にすることなく快適に走ることができた。
こちらも楽しかった!

ただし、燃費は悪く、カタログ表記でリッター10キロも走らないという。しかもハイオク・・・(遠い目)


今年の下半期から、私はMT車への情熱が再燃し、
こうしていろんな所のディーラーに足しげく通ってはMT車を試乗してきた。

今回の試乗で気づいたことだが、
何度もMT車に乗っているうちに、確実に自分の運転が上手くなっているのが分かった。

まず、最初にクルマに乗った時、
クラッチペダルを奥まで踏み込める地点を、
自分の左足が伸びきるかどうかというところで、シートの位置を決める。
たいていの場合は、AT(オートマ)車よりもちょっとだけ前の位置になるが。

それで、ここが今回の私のアピールポイント。
MT車を発進する時に、左足が自然に動き、
その車のクラッチのミートポイントを探そうとするのだ。
そして、クラッチがエンジンとつながる瞬間を、
タコメーターの針の動きを見るのではなく、音の変化と車の振動で感じる。
そう、体で感じられるようになった!

ただ、発進がうまくできるようになったからといって終始なめらかに走らせれるわけではなく、
1速や2速にギアチェンジする時は、まだ若干の変速ショックがあった。
特に、シフトアップではなく、シフトダウンの時。
こちらは、十分に速度を落としてからシフトダウンすべき。これは反省点。

しかし、あとはほとんどエンストすることなく、
なんと、上り坂の渋滞でも、アクセルを少し吹かせることで徐行しながら進めた。
前の車のスピードや流れに合わせて、1速や2速で一定の速度で走行。
こちらがMT車と知るや、ちょっとナメたような顔(と、私個人が勝手に感じた)
で私の顔を見てきたドライバーに対しては、
きれいにゆっくりと発進し、徐行の状態を保てることを証明しつつ、
バックミラーごしに持ち前の勝負用の笑顔で返した。これで相手は沈黙。

2台とも楽しかった!!
空いている大通りでは、5速まで入れたわ。

86のほうは、一部の店舗ではあるけれどトヨタレンタカーから借りられるという。
もちろん、MTで。
ただ、基本料金が高いのと燃費が悪いのはいかんともしがたいが・・・。


来たる年末のとある1日、私はカローラスポーツ(6MT)をレンタカーするから、
その日がものすごく楽しみだ!!
あっちは、「iMT」とブレーキホールドが付いている。

今回の試乗で特に問題なくMT車を運転でき、たっぷりと自信がついたから、
もう臆することなく楽しんじゃうよ!!



さて、ここからは日帰り観光旅行のレポート。

試乗の帰り道、大きな酒蔵と煙突が目を引いた。
松本酒造さん。



その後、伏見大手筋商店街に入った。
そこでは買い物はしなかったが、アーケードの高い場所に
2つほど大弾幕が掲げられていた。

伏見は、日本有数の酒蔵の町。
月桂冠をはじめ、たくさんの有名な銘柄の酒が、ここを拠点に作られている。



また、京都らしく「おこしやす」(いらっしゃいませ)と大きく書かれた
伏見の観光案内の絵図があった。
うーん、とても味があって良い!!



京阪電車で、「伏見桃山」駅から「伏見稲荷」駅に向かった。
お目当てはもちろん、伏見稲荷大社。

秋の蒼天の下、境内にはたくさんの人たちが往来し、
手前の参道にあるお店や屋台も大賑わいだった。



入口のお堂だけでも圧倒されるが、ここの目玉は何といっても「千本鳥居」だ。



とにかく、鳥居の数がすごい! しかも1つ1つが大きい!

人が多かったので一部は一方通行の規制があったが、
入口からしばらく鳥居をくぐっていくと、途中で左右に枝分かれした。



鳥居の朱色に、紅葉の紅。
秋の京都の色に包まれて、ひたすら歩いていった。

この神社の敷地面積は、じつは相当広く、高低差も結構ある。
探索しながら、大小さまざまな拝殿を見つけてはお参りをしたり。

大きなロウソクが灯った拝殿や、



折り鶴が祭られた小さな祠など。



かなりの距離を歩き、だいぶ汗だくになりながら、
入口に来てから約2時間弱も経ったところで、ようやく山頂の拝殿に到着!



境内で最も高い所にあるためか、
ご利益をあやかろうと、大勢の人たちが列を作って参拝していた。


お参りにヨシ! 運動にヨシ!
ちょっとした冒険気分に浸るのもヨシ!
こんなのが参拝無料。24時間365日参拝自由なんだからありがたい!


ちなみに、肝心の紅葉狩りのほうはというと・・・

じつのところ、伏見稲荷大社は紅葉の名所ではない。
でも、そんな中でも紅葉している木は確かにあった。

黄色く染まった木もあれば、



茶色っぽいやつ。



真っ赤に染まったやつ。



さらには、色とりどりのグラデーションになったやつまであった。



その木に近寄って真下から見上げ、澄んだ青空と太陽に透かしてみれば・・・



これこそ、ザ・京都でしょう!



やっぱり京都は最高だ!! いい思い出になりました。
そして、MT車を乗る楽しみが一気に増えた!

おしまい