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( 2019/02/10 )


[2019/02/10] パナソニックミュージアムに行ってきた



・・・と、ナショナルフォント、通称「ナショ文字」(GD-NostalMachinesJA-OTF)を使って書いてみた。

このフォントをインストールしていない人がほとんどだろうから、上のは画像にしてるけど、
インストールしてみれば下の文字も同じように表示される(ハズ)。

パナソニックミュージアム

興味のある人は探してみて。


さてと・・・

昨日、私は大阪府西三荘にあるパナソニックミュージアムに行ってきたよ。
入館無料で、京阪電車の西三荘駅からも程近い、パナソニック本社直営の博物館。

ここがとにかく素晴らしかった!
楽しすぎて思わず写真を撮りまくったわ!


パナソニックといえば、松下幸之助が創業した日本の家電メーカー。
かつてはナショナルの名で親しまれてきた、天下の松下電器産業だ。

1970年代、大阪万博の頃に作られた電化製品の数々。



乾電池にも歴史あり。
下の写真で6段並んだ電池のうち真ん中の2つ、
赤や黒の下地に「National NEO」と書かれた乾電池は
私も知ってるし、実際使ったこともある。
でも、左の2つは知らない。



ナショナルは自転車も作ってたのね。



やっぱこれっすわ! ナショナル。
パッケージの雰囲気といい、モチーフにした3人の顔立ちや服装といい、まさに昭和!



特に凄かったのは、館内にあった大型の横長の映像。
「ヒストリーウォール」といって、松下電器の創業時からの歴史を、
松下が製造してきた電化製品を流しながら振り返るというもの。



これがとにかく圧巻で、映像自体もきれい。
それにこの映像は、自動的に繰り返し放送されるのではなくて、
来館者が映像の手前にあるセンサーに息を吹きかけ、風を送ることでスタートする。

戦前から存在した松下電器。
見たことや触ったことのある家電製品が次々と流れてきて、



最後には未来へ。
すると映像は一気にバーチャルな感じになり、青い光が一気に加速していった。




このパナソニックミュージアムは、もとは松下幸之助記念館として存在していたが、
昨年2018年で創業100周年を迎えたので、これに伴い大幅にリニューアルされた。

そのためか、期間限定の展示もあったりした。
私が行った時は「クセモノ家電」が展示されていた。



使い道に少々困る、謎の家電が所狭しと展示されていた。
昭和の金鳥の看板を彷彿とさせるような、菱形の看板とともに。



創業者である松下幸之助の一生についても完璧。
何と言っても、戦前から日本のお茶の間を支え、
従業員すらも自分の家族同然に大切にした、経営の神様だもの。

松下だけに、館内にも松の木が植えられていた。



今となってはまずお目にかかれない、松下電器のさらに前身と思われる、
松下電氣器具製作所の作業着もあった。



松下幸之助は、和歌山県の出身。
当時そこにあった実家を再現したものが実物大で展示されていた。



その一部だけをズームアップして撮影してみた。
ここだけを見れば、もはや旧き良き昔の日本そのもの。



パナソニックやナショナルのロゴは、時代とともに変遷していった。
今でこそパナソニックひとつに統一されてしまったが、
昔は、大きなNのマークに稲妻をあしらったナショナルのマークが使われていた。
田舎のほうに行けば、今でもたまにこのマークの看板を見かけることがある。
そうでなくても、「National」の文字は電化製品や照明のスイッチで時々見る。




良かった! とても良かったよ!!

昭和以前のレトロなものが好きな私にとって、
そこそこ近場で、しかも入館無料のこの博物館は最高の場所だった!
松下電器は昔から好きだから、その思い出補正もあるのかもしれないけど、
やっぱり天下の松下は最高だよ!

ここ、大人だけでなく、子供連れの家族でも楽しめる場所じゃないかな?
広いし、最先端の映像もあるし、見応えは十分あると思う。
「パナソニックは、昔はナショナルだったんだよ」
と、次の世代へと伝えていくのも大切なことだと思うよ。

パナソニックミュージアム、本当に素晴らしかった。