ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _047


[2018/10/08] 力を欠いた白龍と神子

本作に登場する、攻略可能な10人のキャラクター。
そのトリを飾るのは、白龍。

長かったこのゲームのキャラ攻略も、いよいよあと1人になった。
主人公たちが召喚された別世界の神様でもある白龍。
人の姿を取ったこの龍神のストーリーは、果たしてどのような展開になるのか?

白龍の攻略がスタートした。



とりあえず5章の福原までは他キャラと共通する部分が多いので省略。
本題は、6章に入ってから。



京の世界で神としての力の大部分を失い、人間の少年のような姿になり果てた白龍。
自分の守護する世界ではその失った力を補うサポーターともいえる
「龍神の神子」にふさわしい相方を見つけることができなかった。

彼は長い間、時空の狭間にて神子の資質を持つ者が現れるのを待ち続け、
ある時、異世界にて神子となりうる人間を見つけた。

その者は、現代の鎌倉に住む女子高生。本作の主人公。
彼女はある日、どこからともなく神秘的な鈴の音を聞きつけた。
それに呼応するかのように、彼女の目の前に白龍が現れ、
彼女の友達である有川将臣・譲 兄弟とともに、自分の世界へと召喚した。

神でありながら人間のように振る舞い、仲間たちをサポートする白龍は、
神子が危機に陥った時にその力を覚醒させ、少年から青年の姿へと成長した。

だが、それで力を完全に取り戻せたわけではない。



紅葉舞う秋の鎌倉の海辺で、白龍は自分の力がまだまだ未熟であることを痛感した。
神にしてはあまりにも非力で頼りない。
そう断じた四神――青龍、朱雀、白虎、玄武は、白龍のもとを離れようと考え始めていた。



しかしここに、これまで共に旅をしてきた仲間たちが
白龍の意識の中へ入っていった。
白龍は、確かに神としては不十分ではあるかもしれない。
が、仮にも自分たちの仲間だ。あまり咎めることは許さない、と。

人間たちが白龍をかばう発言をしたことで、
その絆の強さを試すべく、四神の一体が戦闘を挑んできた。


戦闘に勝利し、白龍は、四神を束ねる神の一柱として
自分と神子との絆を疑おうとする四神を粛清。四神の誤解は解けた。

だが、五行の力の流れである龍脈に乱れが生じているせいか、
主人公が持っている白龍の逆鱗は本人の意思とは無関係に激しく光り、
耳鳴りのする妙な音を発している。



度重なる白龍の異変に主人公は頭痛に苛まれ、
ついには白龍の逆鱗はその効力を失ってしまった。

白龍の逆鱗は、白龍の命であり、神の力そのもの。
本来、そういった強大な力は神が扱うものであり、人間が使うには強すぎる。


別の日、主人公は源頼朝に呼ばれた。



あの源氏の元締めが直接呼び出すとは、きっと何かあるに違いない・・・
気を引き締めて、彼女は頼朝のいる御所へと入っていった。

すると、あろうことか頼朝は、神子の座を北条政子に譲れと言い出した。



頼朝は、自分に憑依させた邪神・荼吉尼天を利用して、
主人公と白龍の力に関する一部始終を知っていた。
もちろん、鎌倉に来て四神が白龍から離反しようとし、
さらには主人公が逆鱗の力を使えない状態になったということも。

この世界に来てから自分と寝食を共にしてきた主人公を
勝手に切り離そうとする頼朝に対し、白龍は怒りをあらわにするが・・・



頼朝は全く動じることなく、白龍のことを
神子を我が物とし自由を奪う残酷な神であると断じた。



頼朝は白龍に命じた。
自分の神子としてふさわしいのは、政子とあの娘のどちらか選べ、と。


しばらく悩んだ末、白龍は・・・



主人公を捨て、政子を新たな神子として選んだのだった。

これまで主人公のことを「神子(みこ)」と呼んでくれた白龍は、
ここで一転して下の名前で呼び捨てた。
自分の都合でこの世界に召喚してしまったことを本人に詫びたが、
その後は仲間の八葉ともども見向きをすることもなく・・・・・



白龍によって彼女だけが元の世界に帰され、
現代人としていつもの生活が再び始まった。

・・・はずだが、彼女の心には大きな傷が残り、
そのままバッドエンドとなって終わったのだった・・・。



「残酷な神」 本当に残酷なヤツだな、ムキィーーッ!!
と思うかもしれないけど、じつはある場面で
あえて悪い展開になるほうの選択肢を選んだらこうなったのよ。

荼吉尼天が龍神の神子だなんて、考えただけでぞっとする。
そんなことしたら、いつか八葉全員、そして白龍まで魂ごと喰われてしまうぞ・・・

私自身、白龍は全キャラの中で一番大好きだからね。

白龍のストーリーはきっと新たな展開で、次回に続く。