ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _041


[2018/09/22] 心の内に秘めた愛人への想い

梶原朔の攻略がスタートした。

彼女の攻略で通算8人目。
攻略可能なキャラの中で唯一の女性ということで
どんなストーリーになるのか気になるところではあるけど・・・
とりあえず、やってみよう。



初夏の熊野。
晴れた星空の下、ホタルが淡い光を放ちながら空を舞っている。
その光は美しく、幻想的ではあるが、同時に儚いものでもある・・・。



朔は、応龍と呼ばれる2体の龍神のうち、黒龍に選ばれし神子。
出会った時から、白龍の神子である主人公に接し、仲を育んできた。
そうしてきたのは、主人公が自分の対(つい)であるからというだけでなく、
もっと別のところに理由があったから。


龍神温泉では、朔の兄であり軍奉行や陰陽師でもある景時が
妹の過去について語った。



何年か前、朔は自分を神子に選んでくれた黒龍に惚れ、
黒龍もまたそんな朔を大切にし、付き合っていた。
交際期間は1ヶ月ほどと短かったが、お互いにとても幸せそうだった。

しかし、ある時、この世界を構成する五行の力の調和が
平清盛によって乱され、黒龍は消滅してしまった。
この時、朔は見ている側もつらくなるほど嘆き悲しんでいたという。

黒龍を失ってからというもの、
彼のことを忘れようと尼僧になったが、龍神の神子とはいえ人の子。
そう簡単に未練を断ち切ることはできない・・・。



龍神温泉・・・
場所の名前が名前だけに、もしかしたらこの世界の龍神という場所には
本当に龍神にまつわる言い伝えがあるのかもしれない。


同じ女性として、朔の心の痛みを分かち合いたいと思う主人公。
しかし、いかに友達になったからといって
相手にとって心の琴線に触れられたくはないもの。

ある日、朔の話を次から次へと聞き出そうとする主人公に対して
朔は激情をあらわにした。



これを機に、朔は突然主人公や八葉のもとから姿を消した。


やがて冬になり、朔から一行のもとに手紙が届いた。
それによると、京の尼寺に身を寄せているというのだが・・・



怨霊との戦闘における朔の力は、決して無意味なものではない。
黒龍の神子は怨霊の動きを封じ、そこを白龍の神子が浄化、封印する。
傍目に見れば、白龍の神子が最後においしいところを
全て持っていってるように見えなくもない。
だが、白龍の神子が浄化の力を使えるのは、黒龍の神子の協力があってこそ。
その力は、時に剣よりも有効な力である。ゆえに必要なものなのだ。



平家が怨霊を作り出し、この世界を我が物にしようとしている以上、
それを止めるために本来であれば2人の神子が揃わなければならないのだが、
そうした自身の運命を知っていてもなお
朔は黒龍への未練を断ち切れず、愛していた人の菩提を弔いたい
気持ちのほうが強いのだろうか。

仲間たちは朔のことを心配するが、
特に朔の兄である景時にとっては気が気でない・・・。




あの手紙には「京の尼寺」と書いてあったが、
現実世界の京都と同様、京にも無数の寺がある。
京邸を拠点にしばらく手探り状態で朔の行方を探っているうちに季節は春になり・・・

大原にいることがわかった。



山深く豊かな緑に囲まれたこの地で、
朔は尼僧として、これからも一生涯
今は亡き黒龍のことだけを想って生きていくことを決めたと言うが・・・・・



ビンタ! ・・・は、しない。
主人公は朔に言った。

故人を偲ぶのは勝手だけど、それは自分で自分の心を縛っていること。
怨霊の魔の手からこの世界を救うという
龍神の神子としてなすべきことを放棄していては、
現実から逃げていることになる。
現実と向き合い、未来を変えていこうとあきらめないことが
本当の望みを掴むことなのだ、と。



あきらめなければ、きっとこの先も道は続く。
朔も、本当は自分の人生をこれで終わりにしたくはないはずだ
・・・と、主人公は朔の心の内面を見抜いたのだった。

この一言によって、朔は主人公たちと再び戦いに向かうことを決意した。


討つべき敵は、平清盛。
香川県の屋島での戦いでは辛くも源氏側が勝利したが、苦戦だった。
清盛は、姿こそ少年だが強大な力を持つ怨霊。
その気になれば嵐を呼び、天変地異を引き起こすことさえできるという。



さらに驚いたことに、沈みかけた夕日を
少し時間を巻き戻すことで昇らせることもできるらしい。
これほどのことができるのは、龍神か、もしくはその力を借りた者のみ。
ということは、黒龍を消滅させたのは・・・・・



真実を知るべく清盛に会って話を聞きたい、と申し出た朔。
当然、仲間たちのほとんどは危険すぎるとして反対したが、
景時だけは自分の妹の意志を尊重し、賛成した。



普段はおちゃらけた態度を取ることが多い景時の真剣な面差しに、
仲間たちはこれ以上反対することはできず、
最終的には龍神の神子同士、そして女性同士、友達同士ということで
主人公と同伴という条件付きで清盛に会いに行くことを許したのだった。



ふぅ・・・、今回のレポートは見てのとおりかなり急展開だけど、
いくらか書くのを飛ばした部分もあり、
加えて朔のシナリオ自体が意外と短かったので・・・ここまでは。
で、こんな急進的なレポートになってしまった。

とまあ、とにかくそういうことで・・・
朔が清盛と会うことで何が起きるのか?
そして、朔が愛していた黒龍と清盛との関係は?
気になるところである。

次回に続く。