ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _040


[2018/09/20] 兄弟と永遠の別れ・・・ 譲は未来を信じて幸せになった。

平清盛の的当ての挑発に乗ったことで
譲は死亡し、主人公の持つ白龍の逆鱗は粉々に砕け散ってしまった。



これを失っては過去に戻れず、運命を変えることができない。

大切な後輩を自分のせいで失ったと責める主人公は、
雪の積もる冬の京で譲の幻を見る。



そこへ、ヒノエが烏(諜報係)から得た新たな情報を持ってきた。
それは、砕けた白龍の逆鱗が元に戻せるかもしれない、というもの。
ただし、その信憑性は疑わしいという。


後日、逆鱗を元に戻してくれるという人が待っている
と聞いた洞窟へと入っていったが・・・



またしても平家が仕組んだ罠だった。
もし八葉たちが一緒に行かなかったら、ここで主人公はどうなっていたことか・・・

洞窟には知盛が待ち構えており、こう言い放った。
あの時の屋島の的当ては、
清盛が源氏の神子である主人公を華やかに殺すために用意したものだった、と。



それを破った主人公と対峙した知盛は、本気で一行に襲いかかってきた!
さすがに本気を出しているだけあって、麻痺の術や全体攻撃も使ってきてかなり手ごわかった。


知盛を辛くも撃退し、洞窟内をくまなく調べてみたが、
逆鱗を直せるようなものは何も見つからなかった。

時空を遡れず、譲を失った悲しみに暮れる主人公を見かねて、
白龍は龍神として自らの逆鱗を差し出すことを進言した。



白龍の逆鱗は、しかし同時に白龍自身の命そのものでもある。
だが、今は源平合戦の最中。
源氏軍には八葉がおり、八葉は神子ともにあるもの。
その神子が心を痛め、迷いがあったままでは、勝てる戦も勝てなくなってしまう。

これでは良い未来にはならない・・・
そう判断した白龍は、ここで自分の喉元から逆鱗を外し、主人公に託した。
そして、白龍はその場で消滅した・・・。

こうして、主人公は譲を死なせないよう、
的当ての罠が出る前の時空まで戻っていった。




上手く時空を越えることができた。
彼女は譲が生きていることを確認し、譲を強く抱きしめた。



かねてから悪夢にさいなまれてきた彼はこの時、
自分も主人公たちの力になろうと、
いざとなれば自分の身を呈してでも何かを成し遂げようと考えていた。

しかしそれは、ともすれば蛮勇に過ぎないこともある。
彼女は彼に、必ず生き延びて2人で一緒に幸せになるよう約束させた。




気持ちが落ち着いた後、彼女は譲とその兄の将臣を呼んで、
次に戦いが起こる屋島で的当ての扇が海の上に掲げられること、
しかしそれは清盛の罠であることを伝えた。



そして、決戦の時が迫る・・・・・




以前、主人公の想いをしっかりと受け止めた譲。
清盛との決戦を迎えるにあたり、必ず戦いに勝って生き残り、
自分が死ぬはずだった悪夢や運命に打ち勝つと力強く宣言した。
その心に迷いはない!



作戦としては、まず将臣が平家の還内府として清盛の元へと戻り、清盛の出方を伺う。
それに応じて、譲が弓を構え、的ではない別のものを射抜く、というもの。

再びあの日がやってきた。
清盛は船の上に赤い扇を掲げ、
自分が最も信頼している将臣に黒龍の逆鱗を見せ、
逆鱗の力で神子を殺すつもりであると明言した。



彼女が言ったことは本当だったのだ・・・
そう確信した将臣は、逆鱗を出した清盛の隙を狙い、譲に指示を出した。
譲はすかさず弓を構え、印を結んで・・・



というか、日光権現宇都宮って栃木県の地名を並べてるだけじゃ・・・(笑)

ともあれ、印を結び、矢を放つ。
そして、矢は的ではなく、黒龍の逆鱗を貫き、粉々に破壊した!




ここで初めて自分が利用されたことを悟った清盛は激怒。
将臣も清盛を騙したことを認め、清盛を裏切ることを宣言した。



こうして、強大な怨霊である清盛との最後の戦いが始まった。




譲を苦しめ、この世界に住む人々をも怨霊によって苦しめてきた清盛は、
激闘の末、譲たちによって討ち倒され、封印された。

これにより、白龍は龍神としての力を完全に取り戻し、
一度は逆鱗を破壊された黒龍さえも蘇ることができた。
ここに2体の龍神が揃い、応龍となって天に昇っていった。



将臣は、残った平家の人々との関わりがあるため元の世界に帰ることを拒否した。
弟の譲に両親をよろしく頼んだ。

有川兄弟、永遠の別れである・・・。




龍神の力により、後日、主人公と譲は元の世界に帰った。



久しぶりに帰ってきた鎌倉の高校。
時空の流れが違うため、自分たち以外の人にとっては
こちらが異世界に入った時からほとんど時間が流れておらず、
主人公と譲も肉体的にはその時の状態まで遡ったのだが、
異世界での記憶は失われることなく残った。

あの世界で八葉をはじめたくさんの仲間たちと寝食を共にし、
過酷な運命を乗り越えてきた2人。

主人公に寄り添い、時々甘えるような仕草をする後輩の譲を
彼女は先輩として優しく見守るのだった・・・。





有川譲、クリア!!

これで7人目。有川兄弟は2人ともクリアしたよ!
いやー、本当に良かった!
料理が上手で、最初から最後まで先輩のことが好き。
そんな一途なところに惹かれたわ。
顔も態度もかわいいしね。ペットにしたいくらい!(笑)

ただ、途中で死ぬとは思わなかったよ・・・。あれは予想できなかった。

普段はおとなしい譲が突然、先輩に「好きだ」と告白。
まあ、あれはあれでアリなのかな?
お互い高校生だし、青春真っ盛りだもの。
ああいう年頃の子特有の青臭さというか、いい意味で
学園物のような展開もあった。
彼のストーリーは、兄ほどダイナミックではなかったけど、
とてもいい感じにまとまっていた。
譲にとって、異世界での戦いは、自分の心の弱さとの戦いでもあったわけね。

有川兄弟は、兄弟揃って夢を見る。
そして夢があの世界では現実となることもあり、
必ずしも良い結果を出すわけではないが、
そこを白龍の神子である主人公と心をひとつにして乗り越えていく。
これも、もしかしたら有川家の人間に代々流れる
星の一族の血が成せる業なのかもしれない・・・。



感動をありがとう!
次の8人目のターゲットは、梶原朔にする。
攻略可能なキャラの中で唯一の女性。
乙女ゲームで対女性の攻略。どんなストーリーになるのか・・・?

次回に続く。