ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _039


[2018/09/18] 悪夢は現実のものとなる・・・

譲は主人公に恋の告白をしたが、
自分が死ぬ夢のことを気にしており、屋島に来ても元気がない・・・。



悪いのは先輩ではなく、自分を律しきれない俺だ
と、譲は自分を責めるが、愛する後輩を主人公は一人にすることができない。



それに、譲には彼女と一緒に鎌倉でお守りを買った思い出がある。
そのお守りがきっと譲くんの身を守ってくれるよ、と彼女は優しく元気づけた。



ただ、今は主人公たち源氏の軍が平家を追い詰めようとしているところ。
順風満帆となった戦を、彼一人のために止めるわけにはいかない。

ここに来て義経は、とうの昔に病死したはずの平清盛が
怨霊として蘇っていることを知って驚いた。
清盛は、敦盛にとっては伯父にあたる。

屋島に応急の陣を構える平家にとって、総門は防衛の要所。
一行がそこへ差し掛かった時、平忠度が現れた。
平忠盛が一子、薩摩守忠度。

戦闘になったが、この老将を破ると、彼は武士として潔くこの場で死ぬことを望んだ。
そんな彼の言葉を聞いて、死を恐れている譲は忠度にたずねた。
死を覚悟していれば、死も恐ろしくないのか? と。



とりあえず、忠度は源氏の捕虜として、
部下の兵士たちによって鎌倉へと身柄を護送されることとなった。


寒風吹きすさぶ冬の浜辺では、知盛が個人的な戦いの刺激を求めて
一行に襲いかかってきた。



が、これも難なく撃破した。
すると、一行の戦いぶりを見ていた何者かが不吉なことを言い出した。



海の上から船に乗ってその様子を見ていたのは、清盛。
彼はなんと、新しい娯楽を思いついたと言ってその船に赤い扇を掲げたのだ。



義経は勘付いた。これは清盛からの挑戦状であると。
あの扇を射抜く者がいるか、こちらを試しているのだ、と。

日本史ではこの屋島の合戦で弓の名手・那須与一が
扇の的当てを成功させたのだが・・・

この世界ではすでに故人となっている。
現在、弓を最も上手く使えるのは譲。
譲は清盛の挑戦を受けて立ち、矢を放つ。そして、見事に的を射落とした!



しかし案の定、これは清盛の仕組んだ罠だった。
清盛は、対岸に源氏の神子の姿を認めると
黒龍の逆鱗を掲げ、譲ではなく神子に向かって闘気を放った。
突然の反撃に身動きできない彼女。
このままでは先輩が危ない!!
と、譲はとっさに彼女をかばい、闘気の直撃を受けた。




清盛の邪悪な闘気をまともに食らった譲は、
自分が連日見ていた夢が現実になったことを悟り、
そのまま息を引き取ってしまった・・・。





本来であればここで譲を弔いたいところだが、
清盛は源氏・平家を問わず死んだ者たち全てを怨霊に変え、
自分に都合のいい人形に変えてしまう。

そのため、譲の遺体を放置していては
いずれ譲は怨霊として魂まで敵に操られてしまうのだ。

弁慶は、非情だが軍師として戦いを穏便に終わらせるべく
譲の遺体をすぐに火葬した。

大切な幼なじみの、あまりにも突然に訪れた最期・・・・・



白龍の神子としては、このタイミングで逆鱗の力を使って時を遡り、
譲が死なないよう運命を上書きしたいと思っただろうが、
じつは譲が彼女をかばった際に、闘気の衝撃の余波で
白龍の逆鱗が粉々に砕け散ってしまったのだ。

これでは時を遡ることができない。



譲が亡くなっても、戦いは終わらない。
次回に続く。