ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _037


[2018/09/12] リズヴァーン、クリア。運命の輪廻を断ち切り、幸せを勝ち取った。

難しい話が続く、リズヴァーンのストーリー。
章のタイトルも「永劫回帰」から「久遠の終焉」へ。
これの意味するところとは、すなわち・・・



これまで何度も「答えられない」と言っては主人公の質問を突っぱねてきたリズヴァーン。
しかし本当は答えられないのではなく、「答えたくない」
人生の先輩であり剣の師匠でもある彼に対して、彼女は今まで遠慮してきたところもあるが、
こうも質問に答えてもらえないのでは納得がいかない。
弟子は「私を見て! 目を逸らさないで!」と先生に喝を入れた。



それでもなお口を開こうとしない先生。

すると、木陰から平家が放った矢が彼女の胸に命中した!
しかも当たりどころが悪く、彼女の意識は次第に薄れていく・・・。



リズヴァーンは悔いた。

いつも自分のこの運命にやってくる主人公。
十万億土の長い道は、最後は西方浄土へ続く。
そのことは、個の死を意味する。

そして・・・

主人公は死亡した。





・・・という文字が出るが、ここでバッドエンドではないんだわ、じつは。
この演出にはビックリした! マジで心臓が飛び出るかと思ったよ。

BGMはそのまま流れ続けるし、話は続いている。
どういうことかっていうと、リズヴァーンも主人公と同様、白龍の逆鱗を持っている。
だから、何度も主人公が死ぬのを見てきたリズヴァーンが
どうにか彼女が死なないようにするために運命を巻き戻し、
試行錯誤しているということらしい。

でも、何回やっても上手くいかない。
それに、彼が彼女の救出にこだわる理由があった。




リズヴァーンは告白する。
自分は今から30年前、怨霊によって鬼の集落が焼き討ちに遭った時、
主人公によって命を救われたのだという。

つまり、リズヴァーンの運命においては、
主人公は、実際には自分よりも10以上も年上だったのだ。

そういえば、あの時に彼女が助けた鬼の少年。
顔の左側から首をよく見てみると・・・



ひどい火傷の跡がある。そして現在のリズヴァーンの顔にも・・・



消えることのない同じ火傷の跡がある・・・。

ということは、あの鬼の少年は、本当の意味でのリズヴァーン本人だったのだ。
少年時代に自分を救ってくれた恩義を果たしたい、その一途な想いが今に残り、
後に主人公が死んでしまう運命を何としてでも回避しようと
おそらくは何百回、何千回と運命を上書きしていたのだろう。
そうしているうちに30年もの年月が過ぎ去ってしまった・・・
というところだろうか。


しかし、リズヴァーンの未来を知り、生きて戻ってきた主人公は彼に言った。
私が望むのは、この運命を上書きして先生と一緒に生きることだ、と。

その運命は、先生にとってもまだ見ぬ運命。
彼女ならば、あの時のように再び自分を救ってくれるのではないか・・・?
一縷の望みを託し、彼はみずからを試練と化して、彼女に一騎打ちを挑んできた。



リズヴァーンと戦闘。
戦ってみると確かに強かったけど、そもそもリズヴァーンのルートに入るためには
主人公がいくつかの特技を極めていなければならないので、
こっちが相手以上に強くなっている。
戦いでやること自体は、単純な殴り合い。まず負けない。

でも、展開はかなりアツイ!




試練を乗り越え、リズヴァーンは白龍の逆鱗を返してくれた。



かくなれば、共通の敵は平清盛ただ一人!
人間の命を冒涜し、怨霊を生み続けるこいつの野望を阻止しなければならない。

鬼が人ではないと言うのなら、この世の理(ことわり)から望んで外れた清盛も同じこと。
主人公とリズヴァーンは、清盛との決着をつけるべく戦いを挑んだ。



ここでまたビックリしたんだわ!
普通、ラスボスの前には仲間たちが全員迎えに来るはずなのに、
リズヴァーンのシナリオでは最後まで2人だけ。

えぇーーー!! 2人だけで戦うの!?

そうなんだわ。2人だけで戦ったんよ。
もっとも、今回の清盛の気力(HP)はいつもの半分くらいしかなかったけどね。





全ての戦いは終わった。
清盛を浄化したことでこの世界にいた怨霊は消え、平和が訪れた。
そしてリズヴァーンの新しい運命が切り開かれた。



白龍は、主人公とリズヴァーンを主人公の世界に送り届けた。

リズヴァーンは、新しい世界で一回り年下の主人公とともに生きる運命を選択したのだった。





リズヴァーン、クリア!

はぁ、難しかったよ・・・・・。
この人のシナリオって、なんというか、一言では説明できないよね。
まあ書き連ねると長くなってしまうのであまり書かないけど。

リズヴァーンは、本当は少年だったのね。
でも、主人公が死ぬ運命を知っているから
それを避けようと何度も運命を上書きしようとしてもうまくいかない。
最終的には、主人公(=プレイヤー)の判断によって
リズヴァーンの運命の輪廻の鎖が断ち切られ、幸せになった。

リズヴァーンは、無口だけどとても優しい人だ!

別の世界で主人公と共に過ごし、幸せになるという展開は
この前攻略した義経も同じような感じだったけど、
今回はこれにタイムリープの要素が加わったので話がややこしくなったのかもしれない。

よくもまあこんなストーリーを作ったなー、と。
自分には作れないわ、こんなもの。コーエーの脚本家はホントすごい。

これまでに経験したことがなかった未知の感動をありがとう!



ここまでで6人の攻略が終わった。
次は、有川譲くんをターゲットにする。

主人公と同じ学園の後輩。
この子、ゲームで最初に見た時からかわいくて好きなんだわ。
どんなストーリーになるか、楽しみだ!

次回に続く。