ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _034


[2018/09/05] 義経クリア! 京の世界と決別し、新天地へ向かう

義経は、自分を心配してくれる主人公のことが好きになり、
彼女が生まれ育ったというまだ見ぬ世界に興味を持つようになった。

季節は、春。



源平合戦はこの時点でほぼ源氏側に決まったようなものだが、
この戦いが終わると、おそらく義経は兄の頼朝に必要とされなくなる。
鎌倉殿である頼朝に見限られることは、処断されることを意味する・・・。



現にその頃、鎌倉では頼朝が義経を始末する計画を進めていた。
頼朝は、戦い全体の勝敗に関係なく、戦いの中で積み重ねた些細な失敗を
大きく取り上げて詮議を行ない、義経を殺すというのだ。

が、そんなことなど義経は知る由もなく、まっすぐな性格で最後まで頼朝を信用しようとする。


途中、知盛が戦いの興奮を求めて襲いかかってきたが、これを制する。
他のキャラを攻略した時もそうだったが、やはり最後は海に飛び込んで死んだ。



さらに今回は将臣が敵方の還内府として登場。
単身で一行に襲いかかってきた。



ここで義経は初めて将臣が還内府だったことを知った。
実際に戦ってみると、なかなかの強敵。
還内府は木属性。対する彼の弟である譲は金属性。
こちらの譲は防御力を最高レベルまで上げており、金属性は木属性に強い。
にも関わらず、還内府の一撃で体力を3割近くも奪われた。



辛くも還内府を制し、還内府は自分を討ち取れと言ったが・・・



「戦の趨勢は決まった。無用に血を流して罪を重ねるな。還内府はもう討ち取った。」
と義経は言い、将臣を仲間として許したのだった。


ところがその直後のことだった。
なんと、どこからともなく北条政子が現れ、義経の処断を宣告した。



政子は頼朝の命として、景時に義経がおかしなマネをしないよう銃を突きつけさせ、
さらに自身は主人公を人質に取ったのだ!

ここで主人公を助けようと自分が動けば、彼女も自分もこの場で殺される・・・!
いかに卑劣な行為とはいえ源氏の権力者を前に、義経は為す術がなかった。

最終的に、義経だけでなく一行全員が揃って
主君に対する謀反の罪を犯したとして、鎌倉へ連行されたのだった。





鎌倉御所では、まず主人公が呼び出された。
頼朝は、龍神の神子である彼女が以前、舞いを舞って京に雨を降らせたことに目を付け、
源氏の世が未来永劫続くよう、神に祈って舞うように命じた。



そして彼女は舞を披露するが・・・



舞いながら謳った。
「吉野山 峰の白雪 踏み分けて 入りにし人の あとぞ恋しき」
「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」

・・・・・うーん、、サッパリ意味がわからん!!
が、これら2つの短歌は実際に古代の日本で謳われていたものらしい。
悲恋の意味合いがあるそうな。それ以上は知らん!(詩歌の心得がない)

ともあれ、この歌を歌ったことが頼朝の怒りに触れ、
自分に仇なす者として、彼女を切り捨てようとする。



そこへ颯爽と現れたのは、義経だった。
自分と、自分の大切な人を容赦なく殺そうとする頼朝に、
彼は真正面から源氏を捨て、袂を分かつと言い放った!



源氏と縁を切ったからには、早々に鎌倉を立ち去りたい。
それに源氏の頭領にああやってケンカを売った以上、
頼朝の取り巻きである御家人連中が黙ってはいない。
鎌倉は、もはやいつ自分が命を狙われても不思議ではない危険な場所だ。

一行は、義経の進言により、御所の北東にある山間いの地
朝夷奈(朝比奈)から逃げることにした。

仲間が仲間を裏切る。
これは義経に限らず、景時や弁慶でも同じことが言えるのだが・・・



どうやらそれどころではなくなった様子。
頼朝が遠隔地の出来事を知ることができるのは、
生きとし生ける者すべての魂を喰らうという邪神・荼吉尼天が憑いているから。
これまで還内府として平家のいろんな秘密を知った将臣が、このことを明かした。



すると一行の目の前に通せんぼする形で、またしても政子が現れた。
頼朝の敵は私の敵・・・
そう言って、彼女は荼吉尼天へと姿を変え、襲いかかってきた!



北条政子=荼吉尼天

この展開は、他のキャラでもそうなることがあったけど、
毎回のように嫌なヤツだな、この女は。
それにしても自分を殺す気満々なコイツに対して「様」付けで呼ぶとは
義経ってどこまでまっすぐな性格なのやら・・・。



しかし、それもここまで。
荼吉尼天を亡き者にし、義経は自分の生まれ育った世界を捨てることを決意した。





全ての戦いが終わり、白龍は主人公と義経を主人公の世界に送り届けた。

主人公にとっては、1年以上ぶりの懐かしい世界。
かたや義経にとっては、見るものすべてが見たことのない新しい世界。

この新天地で、そばにいる主人公を心の支えとしながら
新しい自分を探し、新たな人生を築いていくことを誓ったのだった。





源九郎義経、クリア!!

ふぅ、これで5人目だねえ。
義経は生粋の武人とあって性格もじつに真っ直ぐで生真面目。
ぶっきらぼうなところがあるけど、面倒見が良く、
部下をはじめ、好意を持った人には優しく接するところもある。
感情表現がちょっと苦手で不器用な一面もあるけれど、
逆にそういうところが人間臭くて好感が持てたわ。

私自身もどちらかといえば冗談が通じない性格だからね。
まっすぐな彼のまっすぐなストーリーはとてもわかりやすく、読みやすかった。
話を進めるほどに義経が案外コロコロと表情を変えるものだから
ゲームをプレイしていて楽しかった!

私の想像では最初は、頼朝がじつは怨霊を率いるラスボスで
清盛みたいに世界を支配しようとするのかと思ってたけど、
実際にはそうじゃなかったみたい。
義経が新たな源氏の頭領になるわけでもなく。
まあそれもそうかなー。
あれだけたくさんの御家人を敵に回したんだから、
戦いが終わっても源氏のままでいるのはつらいだろう、と。
だったらいっそ、好きになった神子と一緒に
新しい世界で幸せになったほうがお互いのためじゃないか、と。

なるほどねぇ・・・ そう来るとは! これにはやられたな。
義経のシナリオ、大満喫できました! ありがとう、コーエーさん!!


にしてもこのゲームに登場する兄弟って、みんな仲が悪い気がするんだよねぇ・・・
有川兄弟、梶原兄妹。そして頼朝&義経の兄弟。
まあ、有川と梶原はまだいいとして、源氏のほうはちょっとシャレにならなかったから
今回義経が源氏や元の世界と決別したのは正しい判断だったと私も思う。



次に攻略するキャラは、リズヴァーン。
主人公と義経の剣の師匠で、メンバーの最年長。
なのだが、彼はいろいろと謎が多い・・・。果たしてどんな物語になるのだろうか?
ちょっと想像がつかない。

次回に続く。