ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _017


[2018/07/22] 策士、策に溺れんとするも

ヒノエをターゲットとした高速プレイは続く。

ヒノエルートは6章、季節は冬に入った。



以前は紀州で平家の水軍を襲い、無力化した一行だったが、
平家の水軍の総規模はかなり大きいようで、香川県に位置する屋島にも水軍の基地があった。



単純な兵力では源氏は平家に劣る。
そこでヒノエは策士として再び平家の裏をかく作戦を立てた。
屋島には、港から平家の拠点のひとつである行宮(あんぐう)へと通じる道が陸路・海路の2つあり、
自分たち八葉および主人公と、部下の水軍衆に分かれ、
先に水軍衆が東の海路から攻めることで敵軍をそちらにおびき寄せ、
西の陸路の警備が手薄になった隙にそこから行宮を奇襲するというもの。

ヒノエ曰く、「声東撃西の計」という作戦だ。



これには屋島の平家部隊の長である平忠度もまんまと引っかかった。

しかし、彼は武人である。
敵と戦っているうちに様子が違うことを見破り、
源氏勢力が海路ではなく、実際には陸路から行宮に向かっていることを知った。
取り急ぎ行宮へと戻っていく忠度。



源氏軍が行宮の中へ入る寸前で間に合い、自らが直接相手となって彼らを迎え撃った。



この忠度、戦ってみたけど、それほど強くはなかったわ。
まあ、1対多数というのもあるけれど、じいさんだからか、攻撃もボスにしては弱かった。

かくして戦いに敗れた忠度は、敵と正々堂々と戦えたことを
武人として誇りに思い、そのまま喜んで討ち取られたのだった。

彼の辞世の句
「ゆきくれて 木の下陰を宿とせば 花や今宵の主ならまし」




雪深い屋島の森の中では知盛と出会ったが、戦闘はなかった。
ただ、夕映えの空が血の色に赤く輝くなどという物騒なことを言って立ち去っていった。




一行は、香川から徳島へ南下し、地元の水軍である阿波水軍に協力を要請した。
すると、阿波水軍はすぐにこれを引き受けてくれた。

が・・・・・、



これは平家が仕込んだ罠だった。
いまや平家のお尋ね者として命を狙われている源氏の神子である主人公は、
船の柱に金属の鎖で縛られ、船に火をつけて船ごと海の藻屑にされようとしていた。

その窮地を救ったのはヒノエだった。
彼は特技「逆襲」を習得できるようになり、打倒平家への決意を新たにした。



これまで順調に自分の作戦が成功し、平家の出鼻をくじいてきただけに、
こうした作戦を得意とするヒノエは、逆に敵の罠にはめられたことに責任を感じていた。
若気の至りか、本人の積極的な性格が仇となった形だった。




あれから季節は春になった。

前回の失敗をバネに、リズヴァーンの提案により、
平家の本拠地がある厳島へ船で向かう際にはなるべく遠くに船を停め、
そこから龍穴(りゅうけつ)と呼ばれる洞窟を通って一気に厳島神社へと近づくことになった。



洞窟内での会話で、白龍は、自分は龍だけどこんな洞窟は通らないよ、なんて言ってたが(笑)
また、ヒノエが言うには、平清盛は派手好きであるらしい。


そして、厳島神社の境内に入ると、敬語をしゃべる敵将、平惟盛が現れた。
が、もはや惟盛など敵ではない。



しかし、海の見える社殿まで来ると様子が違った。
厳島神社の社殿は、言うなれば清盛のアジトである。
一行が来るのを待ち構えていた清盛は、手にした黒龍の逆鱗の力を使い、
たちどころに黒雲と嵐を呼び寄せた。



さらに、三種の神器のひとつである草薙剣を手にし、
巨大な怨霊と化して主人公を一撃のもとに倒した。

だがこの時、清盛は油断していた。
主人公にトドメを刺そうとしたその時、大きく剣を振りかぶった隙をヒノエに突かれ、
草薙剣を奪われたのだった。



草薙剣は、陰陽のうち陽の力を司るもの。
陽の気を持つ白龍の神子である主人公がこれを手にし、空高く掲げると、
邪気を祓う白い光が発せられ、清盛は思わずうろたえた。

嵐はやんだ。
ここは分が悪いということで、清盛と知盛はこの場を後にした。



にしてもあの知盛が、子供姿の清盛に向かって「父上」だって? しかも敬語(爆笑)
これには筆者も目が点になったわ。



清盛らとの決戦は近い。次回に続く。