ゲームプレイの記録_遙かなる時空の中で3 _016


[2018/07/20] 順風満帆、ヒノエは大物だった!

ヒノエをターゲットとした高速プレイは続く。

熊野水軍のリーダーである藤原湛増、ことヒノエが仲間になり、
一行は強大な水軍を擁する平家の勢力を削ぐべく、紀州の山手へと向かった。



「敵を知り己を知らば百戦危うからず。窮地にあってこそ将は冷静であれ。」
軽そうに見えて策略家であり、戦闘経験の豊富なヒノエ。
さすがは若くして水軍を率いているだけのことはある。



ここでヒノエは一句詠む。
「さねさし相模の小野に燃ゆる火の火中(ほなか)に立ちて問ひし君はも」
意味はさっぱりわからないけど・・・(汗)

そんなことより驚いたのは、弁慶がヒノエとは意外な繋がりがあったということ。
なんとヒノエは、弁慶の兄である藤原堪快(ふじわらのたんかい)の息子であり、
堪快は先代の熊野水軍の頭領だったという。



また、敦盛はヒノエと幼馴染であり、
小さい頃から今のようにやんちゃな性格だったらしい。



何かと計画を立てて戦いを必ず勝利に導く・・・
水軍のリーダーとしての使命感がそうさせるのだろうか。
人は見かけによらぬもの。
そのあたりは、「やってみなきゃ分からないだろ」をモットーとする義経とは対照的だ。
無論、それも個人の価値観であり、悪いことではない。




山奥の吉野の里に入ったところで、ヒノエは主人公を口説き始めた。
「動かない石より可愛い笑顔を向けてくれる花のほうがいい」なんて言いながら。
まったく、いったいどこからそんな言葉がスラスラ出てくるのやら・・・(苦笑)

その後、彼は南蛮貿易で手に入れたという真珠の耳飾りを出し、
主人公の耳に付けてくれた。



「関関たる雎鳩(しょきゅう)は河の洲にあり、窈窕(ようちょう)たる淑女は君子の好逑(こうきゅう)」
だーかーらっ! なんでヒノエは時々難しい言葉を使うんだよ!!
怒ったほうがいいのか、褒めていいのか、なんだかよくわからなくなってしまったわ。

それにしても、照れる主人公が結構かわいいねえ!




そこでストーリーは本題に戻る。
ヒノエは、臭水(くそうず)という謎の液体を取り出した。
これを平家の水軍の船に撒いて夜襲をするというのだ。

主人公たち源氏側にとって、平家は敵。
敵の船は、一気に燃やしてしまうのが上策である。

強烈なにおいがする臭水は、現実世界でいうナフサのようなもの。
譲がそう言うと、その博識ぶりを弁慶が褒めてくれた。

このゲームで火が燃え上がるシーンといえば、
初回プレイで平家によって京の都が焼き討ちにされ、仲間が次々と殺される
そういったトラウマなシーンが多いのだが・・・



今回は違う。
こちらが平家を攻めており、BGMも明るい。
ともあれ、ヒノエの作戦により、見事に夜襲に成功したのだった。

燃えるような赤い瞳と髪をし、熱いハートを持った海の男、ヒノエ。
そんな彼にとって最大のライバルは、
かつて水軍のリーダーとして百戦錬磨を誇った親父であるようだ。




別の日・・・



福原に行くまでの間に、ヒノエはさらなる奇策を考えていた。
それは、福原に陣を構える平家の勢力を、陸と海の両側から一気に挟み撃ちにし、
一網打尽にしてしまおうという作戦だった。

と、この時、また邪魔な北条政子がやって来て、
頼朝の命令として、福原を背後から攻めるように言い渡すが・・・

兄である頼朝の言うことは絶対であると信じて疑わない義経は、
武人として正々堂々とした戦いを好み、正面から戦いに挑もうとするが、
怨霊を操り、無関係な民まで無差別に殺害する平家に対して
そんなことをしても無駄に犠牲者を増やすだけだ。

このことは、凄惨な未来を見てきた主人公だけでなく、
先見の明があるヒノエも解っていた。

ここで、朔が提案する。
中立を守る熊野水軍の協力が難しいようであれば、
彼女の家系である梶原家とは遠い親戚関係にある三浦家の擁する
三浦水軍を活用してほしい、と。

ヒノエはこれを了承し、水軍をこちらに率いるまで
1ヶ月ほど時間はかかるが待ってほしい。
福原に源氏の陣を立て、なんとか持ちこたえて、
水軍が来たところで一気に平家を攻めようと立案した。

戦いの決着を急ごうとしてそれを窘め、さらには水軍に協力を要請してくれるヒノエを、
義経は源氏の総大将として感謝したのだった。



「屯は剛柔交わりて難生じ、険中に動くなり」
「大いに亨りて貞なるは、雷雨の動き満塁すればなり」
「謀は、密なるをもってよしとす」

・・・うーむ、、ゲーム中で八葉たちが水軍を待っている間に
作戦を練ってるようなんだけど、言葉の意味がさっぱりわからん!


ともあれ1ヶ月後、ヒノエは約束どおり、水軍を引き連れてきてくれた。
海の男、かっこいい!!



そして、源氏の勢力は当初の作戦どおり、
陸と海の両側から挟み撃ちにすることで一網打尽にしたのだった。

そこで、「よくもやってくれたな・・・ 俺も楽しませてくれよ?」と、平知盛が登場。
最初にゲーム内で会った時は怖かったけど、あれからコイツとは何度も戦ってきている。
もはや敵ではないわ!



戦いには負けたのに、知盛は満足そうな様子。
この世界の知盛は好戦的でサドなイメージがあるけど、
もしかして彼、自分よりも強い主人公に惚れている・・・・・のか?

少しだけ謎を残して、今回のレポートは終わった。



次回に続く。