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( 2024/11/06 )
[2024/11/06] 【Special】大雨と快晴とフェリーで大冒険! 岡山・香川の2県 秋の宿泊旅行レポート
祝日・文化の日をまたいだ秋の3連休のうちの2日間、
私は岡山・香川の両県の瀬戸内海に近いエリアを、1泊2日の宿泊旅行で楽しんできました!
ただ、今年の夏の猛暑は相当長引き、その影響か今回は天気の変化がヒッジョーー・・・・・に激しく、
旅行の1日目は新幹線が一時運休になるほどの大雨が降り、
対する2日目は一転して青空が広がる快晴になりました。
そんな中、あれやこれやと旅行プランを現地で変更しながら、
なんとか無事に旅行を楽しんでまいりました。
その様子を、大量の写真込みでレポートしています。
例によって、この毒電波コーナーでは基本的に文体は「である調」で書いていくので
その点はあしからずご了承下さいませ。
撮影した写真の数がとても多くなりましたので、その内容ごとに下記7のリンクに分けました。
写真1枚ごと、また動画1件ごとに、直上に簡単な解説を添えて収録しています。
ご覧になりたいリンクをクリック(タップ)してください。
写真は、全部で88枚あります。また、動画も2つあります。
リンクの右に併記されている数字は、そのリンクに掲載された写真および動画の数です。
+ 1日目の午前中/出発〜「雨の国」岡山市内 (23)
私の宿泊旅行は、基本的にまだ外が暗い早朝から出かけるため、とかく便秘になりがち。
(食事中の方ゴメンナサイ..)
そこで栄養のバランスを取るため、
事前に食物繊維の多い野菜ジュースを2日分買うようにしている。
また、基本的にペットボトル飲料は買わないのだが、長時間外出する時は
どうしても近くにトイレがなく水分が補給しづらいというシチュエーションもありうる。
なので1本、500mlペットボトル入りのお茶も一緒に買っておいた。

新幹線に乗る頃には、ようやく空が明るくなり始めた。
程なくして岡山駅に到着。
そこから東へまっすぐ歩いて、岡山城へ向かった。

岡山は一般に一年を通じて晴れの日が多い「晴れの国」として知られる。
しかし、この日は雨・・・。これじゃあ「雨の国」じゃないか!(悲)
しかも時間とともに雨足が強まってきた。風もそこそこ強く吹いていた。
ただ、秋らしくまあまあ涼しかった。
そんな悪天の下、岡山城の裏手では秋の風物詩・菊花展が開催されていた。

白・黄色・紫。きれいに咲いていた。
盆栽も置いてあったが、盆栽のことはちょっとよく分からない・・・。

壁の色がカラスのように黒いことから「烏城」とも呼ばれる岡山城。
この日はイベント日だったのか、城の前の広場には開いた和傘がいくつも設置されていた。
これぞ日本の美である。

カエデの紅葉はまだまだ進んでいない。
まあ、これまで暑い日が長く続きすぎたからねぇ・・・。

岡山城の中に入ってみた。
城内は博物館になっており、安土桃山時代に豊臣秀吉の指導の下、宇喜多秀家が築城したという。
江戸時代になると徳川家や池田氏とも関わりを持つようになったとか。
とりあえず岡山城の詳細は
公式ページにお譲りするとして・・・
ここには体験型のアトラクションがいくつかあった。
大名が乗る駕籠(かご)に乗ってみたり、

実物大の馬の模型にまたがって、その目線の高さを体感してみたり。

ほかにも、日本刀を上に持ち上げてみたりもした。
結構重い。(さすがに振り回すことはできないようになっていたが。)
岡山城の治世は、池田光政が城主になった頃に栄華を極めたらしい。

書院造の再現。う、美しい!!

いにしえのモノクロ写真のカラー化。AIの技術はこんなところにも使われていた。

お城の最上階は天守閣。
ここから金のシャチホコとセットで下界を見下ろしてみたが・・・
大雨で川が濁流に。この川は旭川という。

川にかかる頑丈な橋を渡って、岡山後楽園に向かった。
ここは日本三名園のひとつで、
茨城県水戸市の偕楽園(かいらくえん)、石川県金沢市の兼六園と並ぶ名庭である。

日本ではすでに鶴が絶滅してしまったが、
鶴の一種であるタンチョウは少数ながらも生き残っている。
雨空の下、岡山後楽園の片隅ではタンチョウたちが人間によって保護され、たくましく生きている。

紅葉いまだ紅に染まりきらぬ雨の後楽園。
庭園自体はとても美しいが、来る人はまばらでなんだか寂しい・・・。

侘び寂びの風情は、京都や奈良のそれに勝るとも劣らず。

御舟入跡。江戸時代にはここに水が引かれていたのだろうか。
今は階段と水たまりを残すのみとなっている。

雨は陰鬱になりがちだが、雨だからこその収穫があった。
それは庭園の片隅の池。
池の底から伸びてきた大きな葉っぱには、
まるでコップのように大雨が貯まっており、それが白く光っているように見えた。

後楽園を後にして岡山駅に戻っている時、偶然、路面電車を発見した。
赤と青の見事なツートンカラー。

岡山電気軌道、通称「岡電」(おかでん)の路面電車で、全線が4.6kmしかなく、全国で最も短い。
が、ユニークなデザインの電車をいっぱい運行しているという。
詳しくは、下記の動画を参照。
岡山駅に戻ると、なんと大雨のため在来線も新幹線も複数マヒしていた!!
これでは次に予定している目的地に行けないではないか!!
一転して大ピンチ。いや本当に。。
駅にある「さんすて岡山」に駆け込み、ここで油淋鶏定食を食べた。うまかった!

私と同じ状況に陥った人々は数知れず。
駅の改札前ではこれでもかと人だかりができていた。
そして、現地には行けなくなってもせめてグルメとおみやげだけは何とか満たそうと
このさんすて岡山で燻ったのだった。
+ 1日目の午後・夜/雨の香川県。やがて雨が止んで・・・ (16)
岡山市の次に向かおうとしていたのは倉敷だった。
しかし、肝心の倉敷方面の電車が大雨で運休しており、
かといって高額なタクシーを使ってまで行きたくはない。
倉敷美観地区が見られないのはとても残念・・・・・。
だがしかし、救いの手はあった。
岡山や広島はマヒってしまってたが、香川へと通じる電車は普通に動いていたのだ!
そこでイチかバチか、鉄道で瀬戸大橋を渡り、香川へ向かう道を選んだ。

向かったのは、坂出と丸亀の間にある、宇多津(うたづ)。
JRの宇多津駅を降りて、宇多津町内をぶらり歩いてみた。
すると、四国八十八ヶ所霊場で78番札所の郷照寺(ごうしょうじ)を見つけた。

拝観無料で、こぢんまりとしている。

しかし、四国八十八ヶ所のひとつとあって、だたのお寺ではない。
拝殿の天井には、円形の精密な彫刻画がびっしり配されていた。

傍らには三猿、ならぬ「さぬきの三大ポックリさま」

さらに奥の通路を進んでいくと、大きめの仏像と下り階段があった。

ここも無料ということで、おそるおそる階段を下りていくと・・・
黄金の仏様が所狭しと鎮座ましましていた。
その数は京都の三十三間堂と同じ・・・いや、数だけならそれ以上か?

一番奥には礼拝所があり、少し大きめの金色の仏様がいた。
ちなみにこの黄金の仏像たちの前には、なぜか日用品やお菓子などが供えられていた。
じつに庶民的だが。。
日常生活に身近な存在であることから、仏様にお供えするものも日常使っているものでよい
という考え方なのだろう。これはこれでアリかもしれない。

この黄金の間を見て、雨で落ち込んでいた私の心が軽くなった気がした。
これほどのありがたいものをタダで見させてもらってそのまま帰るのは申し訳ない。
これは地獄で仏に会ったようだと、普段はケチな私が珍しく厄除祈願のロウソクを購入。
境内の燭台に差し込み、火をつけて奉納したのだった。

海沿いを歩いて、瀬戸大橋を一望した。その時、西の空に雲の切れ間が見えた。

やがて「恋人の聖地」にたどり着いた。
写真の右側にある黒いオブジェは、ここ香川県の銘菓「名物かまど」のシンボルマーク。

ここは「うたづ海ホタル」という、道の駅のような場所。
四国水族館もその近くにある。

海辺に茅葺き屋根の建物があった。
が、なぜかレンガ造りの煙突が屋根から生えている。。

海の対岸に見えるのは、岡山県倉敷市が誇る水島コンビナート。
工場夜景が好きな人にはイイかもしれない。

ゴールドタワー。だけど金ピカというよりは黄銅色。
ファミリー向けの遊び場が中にあるらしい。

こうして、その日は早めに宇多津のホテルに入り、泊まったのだった。
ちなみに夜は近くのうどん屋で とり天うどんを食べた。
うどんはもちろん、さぬきうどん。コシがあって食べ応え十分! 鶏天も美味かった。
+ 2日目の朝/晴れのこんぴらさん・その1 (21)
翌朝。昨日とはまるで打って変わって晴れ渡った。
身支度もほどほどに、朝食バイキングで腹ごしらえ。

宇多津駅から南へ・・・

「こんぴらさん詣り」で有名な琴平へ向かった。
2つの琴平駅。1つはJR。

もうひとつは「ことでん」

雨上がりのきれいな朝の青空をバックに、琴平の大燈籠。

昔ながらの丸い郵便ポストもなかなか映えている!

さて、こんぴらさん・・・金刀比羅宮(ことひらぐう)へのお参り。
これが一筋縄ではいかない。
琴平駅を出て橋を渡り、旅館やおみやげ屋が立ち並ぶ道を抜け、やがて参道へ。
そこをある程度進んでいくと、長い階段が始まった・・・。

息が上がり、ジャンバーを脱ぎ、最後は半袖シャツ1枚になった。
山の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら、参道である階段をひたすら上っていく。
途中に、いくつかの見どころがあった。
船の錨の石碑

お堂のひとつ

アフリカ象の銅像

巨大なプロペラ

さらには本物の馬もいた。
金刀比羅宮の神馬とされ、名前はルーチェさんというらしい。

それにしても金刀比羅宮、本当に広い。そして標高差も凄い。
近畿でいうところの比叡山延暦寺に匹敵する・・・か!?

道中にはまだまだお堂がいっぱい。

「しあわせさん、こんぴらさん。」

「幸福の黄色いお守り」、私も買いましたよ。自分の干支守と一緒に。

上り始めてから785段。ようやく本殿にたどり着いた。
ここに来るまでが大変だから、ここで買ったお守りも一段とありがたみが増すというもの。
ちなみに、金刀比羅宮の提灯に書かれている赤丸付きの文字は「金」の異体字。
「金」と「長」が合体したようにも見えるが、金刀比羅宮の「金」である。
それゆえ、金色に似た黄色が幸福の象徴とされているようだ。

本殿の脇には、大きな太鼓や

御別宮もあった。

境内から見下ろした讃岐平野が素晴らしい!!
自分の足でここまで歩いてきた甲斐があった! と思える瞬間よ。

だが、こんぴらさんはここで終わりじゃない。まだまだ続く!
+ 2日目の朝/晴れのこんぴらさん・その2 (13)
金刀比羅宮の本殿のもうひとつの脇には、さらに上・・・
奥社へと続く階段が続いていた。
せっかく本殿まで来たのだから、そこを上っていくことにした。

白峰神社など、途中でいくつかの小さな神社はあったが、
息がだいぶ上がり、汗だくになりながらも、583段。
参道入口からの分も合わせて1368段もの階段を上りきり、ついに奥社まで到達!!

奥社は、正しくは厳魂神社(いづたまじんじゃ)という。

本殿よりもさらに高い所にある奥社からの眺めは、格別!

帰り道、行きしなには気づかなかった馬の銅像を発見した。

「世界人類が平和でありますように」
うん、確かにそうだね。。
現状、ウクライナやイスラエルが危険に晒されている。
人間、やはり平和なのが一番良いに決まっている。

急な階段の参道を上から見てみると、こんな感じ。

階段を下りきった頃には、お店というお店が開いており、
足湯に浸かったり、「金陵の郷」(きんりょうのさと)という琴平の地酒に触れたりした。

なお、ことでん琴平駅のお向かいには「ど冷えもん」の自販機があった。
宇都宮の「餃子白姫」って会社が餃子を売っていたようだ。

それでその後、ことでんに乗って香川県高松市まで行ったんだけど・・・・・
マジで大丈夫か!? って疑いたくなるレベルで電車が上下に揺れまくった。
さすがにクレームのひとつでも入れてやろうかとも思ったが、
地元の人とおぼしき乗客たちは特に揺れに驚く様子なし。
下記の動画を見た限りでも、どうやらそういうものらしい。。
+ 2日目の昼/玉藻公園 (5)
ことでんの電車は、小さくて可愛い!
けど、なんであんなに揺れるのか・・・。まあいいけどね。

かくして無事に高松市へとやってきた。
ことでん「高松築港」駅で降りれば、そこはもう四国の大都会。
その規模は愛媛県松山市に次ぐほど。
そんな都会の真ん中に、かつての高松城があった玉藻公園がある。

そこそこ広い日本庭園があるが、温暖な瀬戸内海に面しているためか、
庭園にはやたらと松の木が多く植えられている。

また、高松城のレプリカを取り囲む形でお堀があるが、
そこに取り入れられている水は、なんと海水。

橋の上から堀を見下ろしてみれば、確かに海の魚が泳いでいる。

本当ならもっと高松を観光したかったんだけど、
今回は別の楽しみのために時間を使いたかったからねぇ・・・
まだ明るい昼で引き上げた。
そしていよいよ最大の楽しみ・・・、フェリーに乗る時が来る!
+ 2日目の午後・夜/高松港〜ジャンボフェリーと海 (10)
高松市内にある玉藻公園を後にして、向かったのは高松港。
小豆島を筆頭にいくつかの行き先ごとに船が出ているこの大きな港には、
トーテムポールのような妙にカラフルな謎のオブジェが2本立っていた。

この港から出航・・・ではなく、バスターミナルへ向かい、
そこから無料のシャトルバスに乗って、高松東港へ。
港の周辺には、大手企業の工場や倉庫がたくさんある。

目の前に広がる青い空と青い海。

そして・・・、乗るフェリーは、ジャンボフェリーの「あおい」号。

巨大なフェリーの屋上デッキから見渡す風景は、この上なく素晴らしい!!

船の中で、さぬきうどんを食べる。
おつゆの上に並べられたオリーブの実とかまぼこが、まるで人の顔に見える。
唐揚げ棒も一緒に食べた。1串4個。

なんと、こんな所にも「ど冷えもん」が!
まさかフェリーの中にあるとは思わなかった。。

フェリーの中でゆったりと時は流れ・・・
小豆島が見えたり、

やがて夕日をバックに、明石海峡大橋を下からくぐった。

夜になると、デッキは淡く青く照らされていた。

こうして、フェリーは無事に兵庫県神戸市の三宮に到着。
電車を乗り換えながら家路についたのだった。
+ [スペシャル]旅の動画 (動画数:2)
スペシャル企画! 旅先で実際に撮影した動画を2本ご紹介。
1日目の岡山市、岡山城のすぐそばを流れる旭川にて。
1本の流木が濁流の淀みでクルクル回っているのを発見した。
2日目の、高松発 神戸行きのジャンボフェリーから望んだ瀬戸内海の様子。
昼から夕方、やがて夜へ。時の流れとともに移り変わっていく空と海の色。
そして、下から見上げる明石海峡大橋。
[あとがき]
くおぉぉーーーッ!!(謎のおたけび)
楽しかった! 岡山と香川。どちらも瀬戸内海に面した側であり、山のほうは行かなかったけど、
今回はフェリーに乗るのも旅の目的のひとつだったから、それで十分よ。
でもね・・・、じつは今回の旅行で行った所は、
都道府県こそ予定通りではあったものの、スポットは全く予定になかった所が結構あった。
本来の予定では、1日目は岡山県の南端にある遊園地・ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドで
バンジージャンプをしたり、その他スリルのあるアトラクションを存分に楽しみ、
ブラジル料理も食べるはずだった。
また、2日目は香川県で名勝・栗林公園を散策するはずだった。
が、天気の巡り合わせが悪すぎて・・・・・(泣)
天気の安定しやすい11月上旬にはあるまじき、真夏のような大雨が降り、
鉄道は在来線だけでなく新幹線まで一時運休してしまった。
一応、当初の旅の計画としては上述の遊園地とは別にもうひとつ、
雨天の場合、倉敷美観地区に行くという計画も立てていた。
しかし! 大雨で倉敷に通じる電車さえストップしてしまい・・・
けれど、香川県に通じる電車は動いていたので、
昼下がり頃には香川へ移動し、ホテル周辺を適当にぶらついて終わった。
悲しいが、「晴れの国」岡山が「雨の国」になってしまったんだわ。。
とはいえ、それはそれで新しい発見があってよかったと今では思っている。
郷照寺で黄金の仏様とも出会えたわけだし。それも何かの縁かな、と。
さんざん天気には振り回されたが、
宿泊旅行はホテルや新幹線の予約を前もってするもので、
キャンセルするとキャンセル料を取られるので、引くに引けない。
それに、私は旅が好きだからね。
春と秋、年に2回の宿泊旅行。貴重な大きな楽しみ。
だから、何としてでも楽しもう、元を取ろうと必死になるのだ。
その結果、曲がりなりにも旅を楽しむことができたのよ。
波乱万丈な旅行ではあったけど、嵐と快晴、
旅先で一度に全く異なる2つの天気を全身で体験できたから、
これもまた貴重な経験になったと思う。
・・・まあ、二度とこんな目に遭いたくはないけどね!
というわけで、今回の宿泊旅行のレポートはこれでおしまいにします。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
2024年吉日 ふかもこ