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( 2022/09/20 )


[2022/09/20] <自己満足> MT車でヘンなことをやってみた。

[注意事項]

この記事は、MT(マニュアル・トランスミッション)車の個人運転レポートですが、
その内容は、少なくとも運転の部分に関しては
完全に筆者の自己満足を最優先したものとなっていますので、
念のため、閲覧はご注意くださいませ。


子供たちの夏休みが終わった平日のオフシーズンに、
私は奈良県のとある格安レンタカー屋さんで、白いスイフトスポーツを1日レンタルした。

このスイスポ、トランスミッションは5MT。
クラッチペダルを含めた3つのペダルが並んでいる。

しかし中古車を再利用しているため、バージョン(年式)は古く、
走行距離も12万キロを超えていた。









前、横、後ろ。そして運転席正面。

通常ならこれだけの写真があればクルマの紹介としては十分なのだが、
私はMT車を借りた時は毎回興奮して、
嬉しさのあまり、さらに変なところも一緒に撮影したりする。

運転席のドアを開けて、外からハンドルと3ペダルの様子を撮ってみたり・・・



さらにはその3ペダルを至近距離で撮ってみたり・・・



はたまた、ハンドルの裏側を撮影し、手の指が入るデコボコを観賞したりする。
まあ、今回のスイスポにはそのデコボコがなく、ツルツルしていたが。




さーて!

この日のために事前に購入しておいた機材がある。

通称・くねくね棒と呼ばれる、フレキシブルアームに、
スマホでも使用できる、アナログジャック式・4極のヘッドセット。



これらを駆使して、写真だけでなく、動画の撮影も始めた!


動画自体は、足をはだけたり、アソコを見せたりしており、
完全に自分専用のものとして製作したので、YouTubeなど一般には公開できないのだが・・・

とりあえず、その動画を自分で再生しながらワンシーンをいくつか切り出したので、
ここにその様子をアップロードしておくね。


「どうも、ふかもこ(※YouTubeでのハンドルネーム)です。
 今回は、公開するかどうかはわかりませんが・・・・・(中略)
 酒? 飲みましたよ・・・」



「ウソだけどな!! これ、ノンアルコール飲料ですわ。きっとおいしい。」



「さーて、ズボンを脱いで、と・・・」



「せっかく素晴らしい車をお借りしましたので、
 運転を始める前にまずは記念撮影を。ピース! とな。」



と、誰一人いない山の中の駐車場でそんなことをブツブツ言いながら、
くねくね棒にスマホを固定し、足元動画の撮影を試みる。

重い強化クラッチを左足で力を込めつつもなんとか微調整し、
半クラッチしながら右足で器用にアクセルとブレーキを踏み分ける。

強化クラッチの半クラッチをしている時、
左足のふくらはぎは見事にタンドリーチキンのような形に盛り上がっていた。



助手席視点で、「駐車場遊び」をしている様子。

ここで言う駐車場遊びとは、誰もいない、ある程度広い駐車場で
1人で車を運転し、前進とバックを繰り返し、
ハンドルやペダルの操作感覚を全身で楽しむこと。
おそらくその喜びは、私自身にしか理解できないと思われる・・・・・。。



左足をドアップで撮影し、足の筋肉の盛り上がりを堪能したり。



アームを外側の低い位置まで伸ばし、
2缶のテープを車の初期位置に対して垂直になるように配置し、
テープの向かって左から前進。
2缶のテープの間を右折しながらくぐる、という遊びもやった。



この間、約1時間ちょい。
よくもまあ車が駐車場に来なかったこと。

・・・いや、本当は駐車場の脇道を通る車は何台かいたんだけど、
この時の私は、何というか、一種のトランス状態になっており、
クルマの音がすると不気味な笑顔で見返していた。

笑いながらの威圧。。
何者もこの貴重なアドベンチャーの時間と空間を邪魔させんぞ!
という、無言のメッセージ(というか、脅しに近い。)
ハタ目に見てかなり異常である。


このほか、上り坂での坂道発進も完璧にマスターできたようだ。

サイドブレーキを使わず、
これは裏技だがエアコンをつけてエンジンの回転数を上げて
エンストしにくくする、ということもせずに、
そこそこ急勾配の上り坂で発進できるようになった。

そして、「ゆりかご」もできるようになった!
まあ自分は「ゆりかご」と言っているのだが・・・

MT車は、上り坂でブレーキを緩めると後ろに下がっていく。
そこで坂道発進をするのだが、クラッチを全開まで踏むと減速し、また後退していく。
この時、前進から後退に移るまでのわずかな間に、クルマが停止している瞬間がある。
そのタイミングで再び半クラッチを決め、アクセルを踏んで前進するのだ。

すると、クルマは上り坂で「ブオーン・・・」というエンジン音とともに前進したり、
静かになった時に減速、やがて後退。
この、前進と後退を繰り返すことを、私は「ゆりかご」と言っている。


MT車の運転は、レンタカーのほかにも
ディーラーでの試乗や、教習所のMT車によるペーパードライバー講習でも経験している。
こうして何度も実際にMT車を運転することで、
ついには発進時に、左足が自動的にクラッチがつながるポイントを探して
きれいに半クラッチを決めるようになったのだ。

簡単に言えば、半クラッチを「体が覚えた」ということである。


今回のドライブはMT車ならではの遊びに特化しており、
いつものドライブとは違って観光は目的としていなかったのだが、
一応少しだけ、旅行らしいことはしておいた。

奈良県山添村にある、フォレストパーク神野山。
ここへは何度も足を運んだことがあり、
かつては、ここの駐車場は無料だったのだが、いつの間にか300円も取るようになっていた。



ここのマスコットキャラクターであるカラス天狗は、
この駐車場を管理しているケチな人間どもを見て、何を思うのか?



神野山は秋になるとたくさんのキノコが生えるだけに、
駐車場の有料化はじつに惜しい。



昼過ぎには、ついに近畿を脱して東海・三重県の伊賀市へ!
これもお気に入りの場所。

日帰り温泉、やぶっちゃの湯。



肌がスベスベして気持ちいいんだわ、ここ!

広い公園もあって、遠くに収穫間近の田んぼが見渡せた。




ちなみに、私は別にキレイ好きではない。
大手レンタカーならば、よほど汚れてたりしない限りは
洗車したり、中を掃除したりする必要はなく、
全て基本的にレンタカー屋さんがやってくれる。

しかし、今回利用したのは格安レンタカー。
元の値段が安いぶん、何かとイチャモンを付けられ、
余計なお金をせびられる可能性がないわけではない。

だが私はレンタカーに乗る時はほぼ決まって足元の汚れやすい山の中を走っている。

そこで・・・



100円ショップで、ハンディタイプのホウキとチリトリを買っておいたのだ。
帰りルートに入る直前に、これでペダル周りを掃き、
靴底に付いた木の葉や小石なども掻き落としたのだった。


今回のレンタカードライブの走行距離は、139キロ。
ガソリンスタンドで入れたレギュラーガソリンの量は、11.17リッター。

よって、スイフトスポーツの燃費は・・・

139km ÷ 11.17L = 約12.4 km/L

と相成った。


スイスポはコンパクトカーだから、
普通に道を走っていればここまで燃費が悪くなることはないのだが、
ここまでこの記事をご覧になった方であれば、お察しのとおり、
今回のドライブは明らかにフツーではない。。

結構な長時間にわたって、MT車に乗っている間しかできないことを
娯楽として満喫し、結果的には
坂道を含めた発進をはじめ、MT車の運転技術を上達させることができた。

駐車場での前進とバックをこれでもかと繰り返したために、
ここまで燃費が悪くなってしまったのだった。



MT車は、やっぱり何回乗っても楽しい!!

ただ、MT車が置いてあるレンタカー屋さんはそうそうない・・・。

乗りたいレンタカーが近場にあればいいんだけどね・・・
でも、そこはまあしょうがない。

レンタカー屋さんは、わざわざクルマを個人宅の真ん前までデリバリーしてくれない。
ならば、こちらからレンタカー屋さん足を運ぶのみ。

なぜなら、そこに乗りたいクルマがあるから。

これからもまた機会があれば、MT車を
今度はAT車と同様、普通に走らせ、観光も合わせて満喫したいと思う。