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( 2022/06/16 )


[2022/06/16] フィット(AT)/コペン・セロ(5MT)、2台のクルマ乗り比べ!

春と夏の境目にあたる頃、別々の日に、
私は2台のクルマをレンタカーで借り、ドライブを満喫した。

そのクルマとは・・・ それぞれ別のメーカーの車で、トランスミッションもオートマとマニュアル、と異なる。
また、借りたレンタカー屋さんも、前者は大手レンタカーだが、後者は格安レンタカー。
クルマ自体の年式も新旧で差がある。

これら2台のクルマでひととおり好きなようにドライブを楽しんできたので、
この記事ではその様子を、写真付きでなるべく簡潔にレポートしてみた。


なお、超個人的なことではあるが、
この2台のクルマに乗った感想のまとめと、今後の私のドライブについては
この記事の後ろのほうに書いたので、
よろしければそちらも御覧いただけると幸いである。


[フィット(AT)]


まず1番目。
京都のとあるニッポンレンタカーで、ホンダのコンパクトカー、フィットを借りた。

色は黒。トランスミッションはAT。
しかも、私が今回レンタルした時点では最新の年式だった。


クルマの写真を紹介する。


外観・正面



運転席



運転席の正面にある、スピードメーターなど。



これが今まで自分が見たことのないようなタイプで、上の写真をご覧のとおり、
スピードやエンジン回転数、燃料の残り、冷却水の温度。
さらには、レンタカーを利用し始めてから現在までの走行距離や、その間の平均燃費などなど。
これら全てが1つのパネルに鮮やかに表示されていた。


このフィットで走った主なエリアは、大阪・和歌山・奈良。

雨の中、大阪府をひたすら南に走り、羽曳野(はびきの)で世界遺産の古墳を見てきた。







ただ、世界遺産とはいっても人が立ち入れるエリアは狭く、
自然の森に覆われた巨大な古墳を、外堀越しに眺め、
その大きさを体感するという程度のものだった。


和歌山県は北東の端っこくらいしか走らなかったが、
そこのスーパーで普通に食料品などを買った。
普段は行かない現地のお店でお買い物、ショッピング。これも旅の楽しみのひとつ。


奈良県では、山の中で静かに佇む神社を2、3ほど参拝した。







いずれも私以外に人はいなかったが、
寅年ということで、大きな寅の絵馬が飾られていた神社もあった。


観光の見どころは以上といったところ。
あとは、クルマの運転そのものを楽しんだ。

このフィット、最新のバージョンだけあって、とても静かで運転しやすかった。
車内のスペースが広く、しかも燃費がとても良かった。

町中でも山道でも万遍なく快適に走ってくれた。


この車でのドライブは、211kmの距離を走り、
レンタカー屋の近くのガソリンスタンドでレギュラーガソリンを9.25リットル入れた。

よって、燃費は

211km ÷ 9.25L = 約22.8 km/L

と相成った。


[コペン・セロ(6MT)]


次、2番目。
大阪のとある格安レンタカーで、ダイハツ(トヨタ?)の軽自動車、コペンを借りた。

色は白。トランスミッションは5速MT。
コペンには複数のタイプがあり、今回借りたのは「セロ」というもの。
以前乗ったことがあるコペン・ローブと
運転席周りの雰囲気は同じだが、ヘッドライトの形が丸い。

また、コペンはスポーツカー、オープンカーであり、天井を電動で開閉できる。


クルマの写真を紹介する。


外観・正面



外観・後ろ



ヘッドライト、ブレーキランプともに丸い。
しかもヘッドライトは、明るい白色LED。



ルーフをオープンにすると、外観は下の写真のような感じに。



運転席。ドライバーの左にはダルマ型の5MTシフトノブが。
シフトパターンは、おなじみの5速のH型。



そしてMT車なので、足元にはアクセル・ブレーキ・クラッチの3つのペダルが並んでいる。



・・・とまあ、MT車が好きだから少々多めにクルマの写真を掲載してみたが、
格安レンタカーということで案の定、クラッチには強化クラッチが仕込まれており、
クラッチペダルは重く、発進のたびに半クラッチをするのはなかなかキツかった・・・。

私の場合は、わりとよく歩いているので脚力はあるほうだからいいのだが、
脚力が弱い人だと、これは正直拷問に近いんじゃないか・・・というほどの重さだった。


このコペン・セロで走った主なエリアは、大阪・奈良・三重。
天気は晴れたり曇ったりしたが、雨はほとんど降らなかった。
目ぼしい場所へはほとんど行かなかったが、新しく行った場所が1つある。

それは、ヒルホテル・サンピア伊賀。



ここに、「天然温泉 芭蕉の湯」という日帰り温泉が併設されており、
年中無休、800円で入ることができた。
お風呂自体もなかなか広く、とても気持ちよかった。


奈良県の山奥にひっそりと佇む、塩瀬地蔵。
目の健康に良いとされている。



御神体は磨崖仏。自然と一体化し、すっかり苔に覆われていた。




観光の見どころは以上といったところ。
あとは、クルマの運転そのものを楽しんだ。

このコペン、オープンにしてMTのギアチェンジをするのが凄く楽しかった!
特に山道、上りも下りも坂道の傾斜を考えてシフトを変えるのが楽しかった。

が、2シーター車なので、空間が狭い・・・。

エンジン音は、S660ほどではないが、なかなか大きかった。
まあそこはスポーツカーだからしょうがないか・・・。

ちなみに、このクルマをレンタルした時点では総走行距離は34000kmほど。
古い車を扱う格安レンタカーにしてはわりと短いほうで、
整備もしっかりされており、なかなか好印象だった。


この車でのドライブは、192kmの距離を走り、
レンタカー屋の近くのガソリンスタンドでレギュラーガソリンを10.59リットル入れた。

よって、燃費は

192km ÷ 10.59L = 約18.1 km/L

と相成った。


[あとがき]


とまあ、こうしてATとMT、変速機構の異なる2台のクルマを乗ったわけだけど、
どちらも一長一短。楽しい部分とそうじゃない部分の両方があるなー、と。
改めて、ATとMTのメリット・デメリットがよく分かった。

一応、自分の体感に基づいた主観ではあるけど、
ATとMT、それぞれのメリット・デメリットをまとめておこう。
    [AT車]
    •  左手と左足が自由で、長時間の運転では凄くラク。
      発進も確実に成功し、片手で食べ物やジュースを頬張りながら余裕こいてドライブができる。
    • X 確かに運転が楽ではあるが、楽しいかどうかは別問題。
      単調で物足りないと感じることはあるかもしれない。
    [MT車]
    •  両手両足をバラバラに動かし、まさにクルマを「操縦」していると実感できる。
      走りながら、自分の好きなギアに変更できるのがいい。
      何より楽しい!(人によるが)
    • X 慣れないうちは発進、特に上り坂での発進が怖い。
      後続車が後ろにピッタリ引っ付いたり渋滞の時は地獄。
      エンストするまいとアクセルを吹かし、ロケットスタートしちゃうこともままある。
      そして、ATに比べて操作が多いので疲れやすい。
ざっとこんな感じかな。たぶん大方のドライバーが同じようなことを感じていると思う。


なお、これは超個人的なことではあるが・・・・・


今後の私のドライブについて。
今回のコペンのドライブはとても楽しかった!
もちろん、その前のフィットも楽しかったし、
そもそもクルマを運転すること自体が大好きなので、
レンタカーはほとんどの場合楽しめている。

ただ、このところ仕事が忙しくなり、プライベートでも別のやりたいことが出てきたので、
レンタカーの頻度を少し下げようかな、と考えている。

ここ1、2年ほど、レンタカーは毎月のように利用していたが、
これを3ヶ月くらいに一度まで減らそうと思う。

まあ、運転に対しやや食傷気味ということもあるし、
「今月はあのクルマを運転するぞ」という、何というか妙な義務感から運転するよりも、
本当に「運転したい!」と思う時が来た時に運転したほうが
きっとドライブがより一層楽しめると思うんだ。

MT車ももちろんこれからも乗っていくだろうし、
やや金のかかる趣味だから、そこはじっくりと付き合っていきたいと思う。


というわけで、長くなりましたが、
今回のレポートはこのへんでお開きにしたいと思います。

それではまた!



おしまい