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( 2019/04/28 〜 2019/04/30 )


[2019/04/28] 日帰りドライブ旅行のレポート in 兵庫県北中部

平成と令和。2つの時代を跨ぐゴールデンウィークの初日、
私はひとり、兵庫県の中部から北部のエリアを日帰りでドライブしてきた。

ただし、ドライブをスタートした場所は、自宅近くのレンタカー屋ではなく、
途中までは電車で行き、途中から車を運転するというスタイルを取った。
つまり、鉄道+カーシェアの組み合わせ。


朝のそこそこ早い時間から電車に乗って、JR篠山口駅まで行った。
電車の窓から見える風景が、都会から郊外、そして田舎へ・・・
しだいに見慣れぬ風景が広がっていき、テンションが上がっていった。
その時点でもう気分はすっかり旅人。

そして、駅からちょっと南に歩いていくと、タイムズの駐車場が見えてきて、
そこに今回予約していた車があった。
今回、6時間パックで借りたのは、スズキ・スイフト。

なのだが・・・・・



見てのとおり、旧型だった。
あー・・・、個人的に新型(というか現行4代目)のスイフトに乗りたかったんだけどなぁ・・・

でも、この3代目は外観のヘッドライトがちょっとデカイこと以外は別に嫌いじゃないし、
マツダ・デミオのようにハンドルの横には余計なボタン類が付いてないから
これはこれでヨシ。



スイフトスポーツ共々、スポーティな走りを売りにしているだけあって、
普通のスイフトのオートマでもギアの見た目自体はなかなかかっこいい。



あいにくの悪天候(しかも気温がGWの昼間にしては10度しかなく、みぞれが降っていた!)の中、
そうやってひとりブツブツ文句を言っていたが、
いざ実際に運転してみると、さすがにそこはスイフト。
普通にコンパクトカーとして快適にドライブすることができた。


さて、今回のドライブでは、丹波・青垣・朝来(あさご)の各市内にある3つの道の駅を回った。

最初に向かったのは、春日ICから程近い所にある、丹波おばあちゃんの里。



天気が悪くてもゴールデンウィークとあって人は多く、
食べ物の露店があったほか、おみやげコーナーは結構賑わっていた。

そんな道の駅の屋外にデデーンと掲示されていたのは、丹波市の観光マップ。
高さは6メートルほどあって、かなり大きい。




続いて向かったのは、丹波市の北にある青垣市。
ここに、道の駅 あおがき があった。



規模自体は、先述の丹波おばあちゃんの里よりは小さかったものの、
ここには丹波布伝承館が併設されており、
入館無料で丹波地方に伝わる伝統的な織物を見ることができた。
また、リアルタイムで布を織っている職人さんもいた。

出来上がった丹波布の織物。
下の写真の左側に見えるのは、そこで実際に使われている織機。



丹波布の染料にはいろんな植物が使われ、
使用した植物と薬品の組み合わせによって
茶色やベージュ色、青色など、様々な色に変化するという。



さらに、ここでは兵庫県の知られざる歴史についても学んだ。
兵庫県は幕末以降現在に至るまでの間に、大きく3回ほど県域が変遷したらしい。
これを、第1次・第2次・第3次の兵庫県というそうだ。


そして次に向かった3つ目の道の駅は、但馬のまほろば。
ここ、すんごく行きたかった!!



かつて冬場、スキーバスでは何度か足を運んだことがあったけど、
あの時はトイレ休憩に利用する程度で、ゆっくりと見て回る時間がなかった。
でも、あの道の駅の美しさが忘れられなくて、
一度自分の目でじっくりと散策したいと思っていたのよ。

その念願が、悪天候ながらもついに叶い、
いくつかのおみやげを買ったほか、併設されている「古代あさご館」を見た。
こちらも入館無料!



ここには、茶すり山古墳の当時の様子や、三角縁神獣鏡など、
古墳時代の朝来地方の歴史を物語る資料が多数展示されていた。



また、客が鳴らせる銅鐸があったので、鳴らしてみた。
いい音色だったわ・・・。
神社の鐘と同じように銅鐸の下に入ってみると、銅鐸を叩いた後しばらく余韻の音が響き渡った。

さらに、特別展示室には「小山弥兵衛(こやまやへい)が過ごした2つの故郷」の看板があった。
私の知らない名前だったのでざっと調べてみたところ、
この人は江戸時代中期の一揆指導者であり、但馬国磯部庄大内村の年寄役だったらしい。
徳川家の年貢の取り立てに業を煮やし、但馬の農民たちを生活苦から救うべく一揆を起こしたが、
最後は壱岐へ島流しとなってしまった。



ちなみに、但馬のまほろばへは通常、高速道路から入るものらしく、
高速道路側の駐車場は広かったが、今回私が入ったのは一般道から。
一般道側の駐車場は、なんだか寂しい・・・。




この後、本来の予定では但馬のまほろばの近くにある よふど温泉に立ち寄るはずだったが、
カーシェアの制限時間が迫っていたので、残念ながら断念することとなった。
わりと看板が出ていて、場所は分かりやすかったんだけどね・・・、まあしょうがない。

新型ではなく旧型のスイフトで、しかもドライブ中はずっと悪天候
と、コンディションは良くなかったものの、
車自体はしっかりと走り、そして私の憧れの場所だった但馬のまほろばへ
ひとりで到達し、心ゆくまで堪能できたので、今回の日帰りドライブはおおむね成功!

ただね、カーシェアをやっているタイムズさんには一言物申したい。
田舎だからって走行距離の長い古い車を置いておくなよ、少しは車を新調しろ、と。


ともあれ、現地でカーシェアを利用したおかげで
ガソリン代はかからず、都会ではないので特に渋滞に巻き込まれることもなく、
途中までは電車を利用したので、総合的にお金と時間を節約することができた。
GWという繁忙期ゆえ、これが狙いで
鉄道+カーシェアの組み合わせで旅のスケジュールを立てたわけよ。

今年の盆休みに、私は遠くへ宿泊旅行に行く予定なので、
今回の経験を生かして、現地でカーシェアを2回、別々の日に別々の車で利用してみようと
今のところは思っている。
こうしたいのは、レンタカーのハイシーズン料金を避けるためでもある。

まあ予定は未定だけどね。

とりあえず、今回のレポートはこれでおしまい。


[2019/04/30] 今日は平成最後の日。

ついにこの日がやって来た。4月30日、平成最後の日。

新元号「令和」は、いよいよ目前に迫る・・・
おそらく、ていうか100%間違いなく、
全国各地で令和カウントダウンイベントが開催されるだろう。

月の変わり目が、新しい元号の変わり目。
それも、ゴールデンウィークの真っ最中。
世紀の瞬間を見るためなら、大晦日よろしく深夜12時まで起きるという人たちが多そうだ。
・・・まあ、私はフツーに寝るけれども。

ガソリンスタンドの昭和シェル石油は、平成に入ってからも昭和の名を残し、
車やバイクを運転する人たちを中心に愛され続けてきたが、
平成末期になって出光興産に吸収され、経営統合した。
そして、「出光昭和シェル」となった。
さすがに「出光令和シェル」とはならなかったようだ。
ちなみに、出光と昭和それぞれのブランドマークは当面継続されるらしい。

仮にも昭和生まれの私。
ひとつの時代、ひとつの元号を最初から最後まで生きたというのは
改めて考えれば大変貴重で凄いこと。
この瞬間に立ち会える機会は、一生を通じて二度とないだろう。
・・・ただ未来、令和がもしも短命で終わってしまった場合は
もうひとつ新しい元号に立ち会う可能性はなくはないかもしれないが・・・

ちなみに、私は昨日、ある特別なことをしたわ。
まあ、別にたいしたことじゃないんだけど・・・
昨日は、平成最後の「昭和の日」
その日に、大阪府のJR大正駅で、明治のR-1をグイッと飲んだ。
R-1・・・つまり、令和元年(Reiwa 1)ってぇことよ。一応の験担ぎにね。


新しい時代がより良い時代であることを願い、
私は当サイトの管理人として、この記事をもちまして
この毒電波コーナーにおける1つの大きなまとめ・・・「第1篇」を完了いたします。

平成よ、さようなら。みなさんも良い年を・・・じゃなかった、良い時代を!