ゲームプレイの記録_FF2(GBA版)_020


[2017/11/13] [最終回]SORクリア+あとがき

さて、いよいよFF2のプレイレポートも最終回となったね・・・
ま、フツーに書くか。


マハノンの町を訪れ、アルテマウェポンを倒してミンウはアルテマを習得した。
その後、猛烈な勢いでミンウたち4人は謎の宮殿で修行を積み、強くなった。

謎の宮殿――
地獄の宮殿、万魔殿とも言われる (というか、ミルトンの「失楽園」に登場してますな。)パンデモニウムによく似たその場所は、
この世に姿を現したパンデモニウムに比べて、まるで天国を象徴するかのように床や壁が明るく輝いていた。
しかし、それはまやかしに過ぎず、カオスライダーやゴールドゴーレムなど
パンデモニウムと同等かそれ以上に凶悪なモンスターが群れをなして闊歩している魔境だった。

FFシリーズでは最弱モンスターの筆頭である、ゴブリン。
その色違いであるリルマーダーがここでは集団で出現する。
見た目こそ弱そうだったが、高威力の稲妻や岩石を突拍子もなく放つ、実力的にはあのサンダーギガースに匹敵した。

道の途中には宝物庫があり、そこでは
ルシファーやコウテツキョジン、ヤマタノオロチなど、宝箱を守る最強クラスのモンスターまで現れた。
彼らは、なんとスコットやヨーゼフ、リチャードなど、各キャラそれぞれの強力な専用装備を守っていた。
・・・が、熟練度制で好きなようにキャラを育成できるこのゲーム。
私は、ミンウには剣、ヨーゼフには杖といったように
各キャラの公式イメージとは大きく異なると思われる武器を、必ず盾と合わせて装備させているので
これらの装備は身につけさせず、また戦闘中にアイテムとして使用させることもなかった。

勝手に最強の装備を指定されたくないのである!!


・・・と、ひとり瞬間湯沸かし器のごとく憤ったところで、宇宙空間のような最上階に辿り着いた。
そこにいたのは・・・・・、やはり皇帝だった。



自分自身のことを「善き私」と評し、この世に蘇った彼の分身のことを「悪しき私」という、元パラメキア帝国の皇帝。
光輝くローブを身にまとい、背中には熾天使を彷彿とさせる6枚の白い翼が生えているが、肌の色は青い。

彼は、ミンウたちを見るなりこう言った。
悪しき私はこの世で悪いことをした。だから、善き私を許せ。
許してくれれば、この楽園――ラキアとアラボトで永遠に生きることができる
・・・と。

楽園・・・ 永遠の命・・・・・
この言葉を聞いて、最初は皇帝を責めようとしていたミンウたちは騙されそうになる。



しかしその直後、ミンウたちの前に、彼らにしか見えない思念波のような形で
ヒルダやゴードンなどが現れ、皇帝は全てを自分の都合のいいように利用しようとしていると警告する。

楽園と聞けばいい響きではあるが、所詮皇帝がやっていることは
この世でもあの世でも支配であり、最終的には破壊である。
自分を「許せ」などと、上から目線な発言もかなり鼻につく。
ラキアもアラボトも凶悪な魔物の巣窟であり、その間にあるマハノンの町も
死してなお魔物たちに魂を奪われそうになった住民たちが命がけで作ったもの。

そして、「善き」皇帝と対峙している今現在、
この世ではフリオニールたち若者4人が「悪しき」皇帝と総力をあげて戦っている・・・

これらの実情を知ったミンウたちは、皇帝の甘言に乗ることはなく、
今こそ皇帝を完全に亡き者とすべく、あの世において皇帝と戦うこととなった、



死闘の末、皇帝の善悪に分離した2つの魂は完全に消滅した。


その後、フリオニールたちがフィン城の大広間に移動したのを魂の動きで感じ取り、
ミンウたちもそこに移動した。

皇帝を倒し、凱旋する勇士たち。
スコットは、反乱軍を陣頭指揮するほどに成長した弟のゴードンを見て
たくましくなった、と感無量の様子だった。



竜騎士の国・ディストでは、もはや正式な竜騎士はこの世にいない。
生前、最後の竜騎士だったリチャードは、ディストで生まれ、
少しでも竜騎士の血を引く小さな男の子・カインくんに、竜騎士としての未来を託した。



娘のネリーの活躍を見届けたヨーゼフは、
いつもの日常生活へと戻っていくフリオニールたちを眩しい眼差しで見送り、こう言った。
「これからは、彼らの時代だ」、と。



時は移り、世代は変わる。
変わるものと、変わらないもの。
ミンウ、スコット、ヨーゼフ、リチャードの4人の魂は、
これからの世界の未来を彼らに託し、本当の楽園となったあの世へと戻っていった・・・・・。





[あとがき]


FF2、完全クリア!!

長かった。本当に長かったよ・・・・・。
前作のFF1と合わせて、延べ2ヶ月半か。すごく長く遊べたな。

それにしても・・・
この前もFF2のプレイレポートに書いたかもしれないが、
本作のストーリーはよくできてるわ。
人を死なせすぎる感はあるけど、人間模様が上手く描かれているし、
ゲーム的にも、いわゆるフラグの立て方が上手くて分かりやすい。

熟練度システムは、ある程度プレイしないと理解しにくい面もあるけど、
慣れてしまえば案外サクサクと進んでいく。
とはいえ、こればかりは人によって向き・不向きがあるからねえ・・・
それが、ファミコン時代からのFF2というゲームなので仕方ない。


さて、ソウルオブリバース(SOR)をクリアした時のパーティーのステータスは、下の画像のとおり。



だいぶ強くなったねえ! (自画自賛)


ここで、クリア後の恒例として、全てのチートを解禁した。
本編に戻り、全キャラのHP9999、MP999、全ステータスを99にし、
武器や魔法の熟練度も、通常は16が最大だけどこれを99にした。

ブラッドソードとリッパーナイフの二刀流で、パンデモニウムの皇帝をいじめた。
アルテマLv.99で9999ダメージ。
その威力は凄まじく、パーティーアタックで全体化しても1人あたり6000〜7000ほど食らった。
まるでFF6のマジックマスターのアルテマ並みだねえ!

そして、ブラッドソードで皇帝のHPを9999吸い取り・・・



何もできないまま、皇帝は一瞬でウボアー!したとさ。



というわけで・・・

ゲームボーイアドバンス版「ファイナルファンタジー2」のプレイレポートはこれにて終了します。
長くなりましたが、最後の最後まで御覧いただき、誠にありがとうございました。