ゲームプレイの記録_FF2(GBA版)_017


[2017/11/05] FF2本編クリア! しかし、まだ旅は終わらない。

凶悪な魔物がひしめく地獄の宮殿・パンデモニウムの最深部に、
かつてパラメキア帝国の頂点に立ち、世界を席巻していた皇帝がいた。

その者は、地獄で究極の力を身につけ、
もはや皇帝と呼ぶには似つかわしくない、人間とは大きくかけ離れた姿をしていた。

フリオニール、マリア、ガイ、そしてレオンハルトの4人は、
全世界を我が物にしようとしているこの醜悪な怪物との最終決戦に臨んだ。



多彩な攻撃で一行を圧倒しようとする、かつての皇帝。
しかし、鍛え上げた一行にとって、もはや敵ではなかった。
(てゆーか、正直拍子抜けするほど弱かった・・・。)

戦いの末、皇帝は完全に消滅した。
同時に、皇帝の魔力によって顕現されたパンデモニウムが再び地獄へと封印されていく・・・
一行は急いでパンデモニウムを脱出し、フィン城に凱旋した。


城の大広間では、大勢の見知った顔があった。
ゴードンは、フリオニールとマリアとガイがアルテアの町に流れ着いた頃は
ヒルダに会うことさえできなかったほど臆病だったが、
フリオニールたちの活躍を見て、仮にもカシュオーン王族としての誇りに目覚めたのか、
反乱軍のリーダー格の1人として頭角を現し、すっかり立派に成長した。

これも、兄のスコットがいたからこそ・・・
ゴードンは、今は亡き兄のことを誇りに思った。



盗賊のポールは、敵だったパラメキア帝国を相手に
その財宝をこっそり盗んでは生計を立てていたようだが、
帝国が滅んだので、これを機に盗賊稼業から足を洗う
・・・ことはなかった!
今度はフリオニールたちを盗みのターゲットにすると宣言し、元気よく大広間を後にした。



元は海賊の首領で、フリオニールたちを騙したこともあったレイラ。
彼女は過去に、フリオニールがヒルダに化けた魔物に騙されそうになったのを目撃しており、
そのことを窘めたこともあったが、自分よりも年下の男である彼をほうっておけななかったようで、
その後の活躍ぶりに惚れ、恋をしたようだ。
でも、直後にマリアの鋭い視線を感じ・・・・・ 笑顔で立ち去っていった。 



亡きヨーゼフの娘・ネリーちゃんは、
父親を失った後も立派に育ったようで、これからはしばらくの間、
ヒルダのもとで侍女を務めることになった。



そして、ネリーと同じく父親を亡くしたフィン王国の王女・ヒルダは、
女王に即位し、国をあげて復興にいそしむことを力強く宣言した。



だが、レオンハルトは、自分たちにはいろんなことがありすぎたと言い、
また、フリオニールら3人とは違い、自分だけが世界を恐怖に陥れる敵勢力に加担したことに
負い目を感じたのか、ひとり立ち去っていく・・・。

妹のマリアは、兄が立ち去ろうとするのを止めようとしたが、
兄の意志は非常に固く、止めることはできなかった。




思えば、フリオニールたちはただの一般庶民である。
生まれながらの勇者でもなければ、神やクリスタルなどに選ばれし存在というわけでもない彼らは、
帝国軍に襲われ、瀕死の重症を負うも、アルテアを拠点にしていた対帝国反乱軍によって救われた。

その時から、彼らの運命は狂わされたのだ。
だが、これを多くの人々の支援を借りながらも切り開き、
ついには地獄の帝王をも打ち倒したのだった。

この短い間に、じつに様々な出来事があった。
まだまだ若い彼らにとって、この一連の出来事はきっと生涯忘れ得ぬものとなるだろう。

世界に真の平和が戻り、魔物たちは地上から消え去った。
これよりフリオニールたちは、再び普通の庶民としていつもの日常生活を再開するのだろう。

自分たちが世界を救った、その熱い想いを胸に・・・・・





ふぅ・・・、ちょっと無理して叙情的に語ってみたけど、
これでFF2は本編をクリアしました!

このゲーム、私がまだ小さかった頃、リアルタイムでファミコンでプレイしたことがあったのよ。
熟練度をABキャンセル(・・・わかるかな?)で必死こいて上げるために
毎晩のように夜更かししては親に怒られたり。
挙句はコンセントを引っこ抜かれてファミコンをカセットごと没収されたり。
今となってはそれもいい思い出だ・・・。

あれから時が経ち、人を死なせすぎるということで一時期
FF2が嫌いになったこともあった。
ミンウ、ヨーゼフ、リチャード、その他多くの人間が本作では死亡する。
確かに、死んだ人の数は多い。

が、(リメイク版とはいえ)改めて1からプレイし直してみると、
こうしてストーリーの要所で人々が死亡する描写があるからこそ
物語全体に深みが増すのだと理解できた。

まあ、それでも死なせすぎているキライはあるけど・・・
パーティーに加入していた期間がそれほど長くなかったから
あまり精神的には堪えなかったのかもしれないね。

そのへんが、例えばFF7でいうエアリスとの大きな違いだと思う。
あっちは加入期間が長く、感情移入もしやすいから、作中で死んだ時の衝撃が大きすぎる・・・・・

・・・ちょいと話が脱線してしまったね、申し訳ない。


なお、FF2はまだ終わらないよ!
ここからは、リメイク版で追加されたモードをプレイする。
自分にとっては完全に未知の領域。
果たしてどんな世界が待っているのか・・・楽しみだ!

次回からは、新モードのプレイレポートに入ります。