製作作業台_001



[2018/02/11] いにしえの記憶を呼び覚ます

とは大げさに言いすぎですが・・・

その昔、「クローチェ」っていうパネルひっくり返し型のパズルゲームがあったのよ。
京都の小さなゲーム会社が作っていたそのフリーゲームに一時期ハマっていたことがあり、
再びやりたくなってネット上を探してみたところ・・・

ない!
どころか、その会社自体が倒産してしまったらしい・・・。(悲)

まあ何年の前のことだけどね。
一応、今でもプレイできることはできるらしい。
でも、同社が作った他のゲームとの詰合せで、しかも有料(結構高い)だけどね。

さすがに関係のないゲームまで一緒にされて高いお金を払ってまでプレイしたくはない。
そこで、私はクローチェもどきのゲームを作ろうと思い立った。



パズルゲームを作るなら、キーボードよりもマウスで操作したほうが何かと都合がいい。
幸いなことに、ウディタはその仕様上、マウスに対応しており、
マウスのX,Y座標を常時監視してくれているほか、
指定番号のピクチャに現在マウスカーソルが乗っているか (いわゆるマウスオーバー)
を確認できるイベントコマンドまで搭載している。

これはもう作るしかないでしょう!



思い立ったが吉日、さっそくコモンイベント集から外部コモンをインポートし、
マウスカーソルを今回作るパズルゲーム独自のものに変更。
並列実行とすることで現在の画面内のマウスの位置に応じて
マウスカーソルが自由に動くようにした。




今回のパズルゲームで使うパネルの数は、10x10の100枚。
ちょうどデータベース1個にギリギリ設定できる数。
ということで、パネルの状態を管理するための可変データベースを設定した。



また、カスタマイズ性を重視しようと考えている。
ゲーム中に頻繁にひっくり返すことになるパネルの、表と裏それぞれの色に、背景の色。
さらにはパネルに一緒に表示される模様の、あり/なし。
これらをRGBの3色で、それぞれ0〜9の10段階でプレイヤーが任意に変更できるようにしたい。



モードは複数設けたい。
できれば、イベントコマンドのセーブデータ読込&書き出し機能を駆使して、
オリジナルステージを最大10個までプレイヤーが作成できる、エディットモードを実装したい。



100枚ものパネルを扱うわけだから、
その状態を管理するのにいちいち通常変数なんて使ってられない。
だからこそ、早いうちからちゃんとデータベースを整備しておかないとね。



じつは先日、ひとつのRPGの製作に挫折したんだけど、そこで学んだことは決して無駄にしたくない。
先にデータベースを作っておく習慣がついたのも、その経験があったればこそ。

最初の1枚のパネルにいろんな変数呼び出しのための数値を設けるのは頭を使うけど、
それさえ上手くいけば、あとの99枚分は流れ作業。
いざ設定を変更したくなった時に、たった数ヶ所を変更するだけで済む。
後々の手間を省くために、最初に頭を使っておくのだ。
急がば回れ!



こうして、とりあえずは100枚のパネルの設置に成功。
可変データベースでランダムに1〜2の値を取ることで、2色のパネルを一斉にランダムに表示させた。



この際だから、マウスの左クリックだけで遊べるゲームを作ってしまおう。
ストーリーやプレイヤーの名前、ましてBGMすらもナシにする。
BGMは、プレイヤーが個人で好きなように流してください、ってことで。

画面の大きさは、960x720。
ちょっと大きめだけど、パズルゲームならパネルが大きいほうがクリックしやすくていい。
1280x720のワイド画面にしようかなとも思ったけど、
そもそもパズルゲームで表示する項目は少ないので、余白が大きくなってしまうのはもったいない。

画面の向かって右3分の2ほどがパネル設定部分。
残りの左の部分には、日を追ってモード名、ハイスコア、現在のスコア、制限時間、
そしていくつかのメニューボタンを配置しようと思う。



今度こそ挫折はするまい!