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( 2021/08/22 )


[2021/08/22] 雨の京都をひたすら歩いた。

あらかじめ申し上げておくが・・・

筆者である私は大のアンチマスカーであるため、
マスカーどもに対する憎しみが文章から滲み出している。

マスクがコロナウィルスに有効と信じて常用している人は閲覧要注意。
ということで、あしからず。



この日は、会社から取るように指定された休日だった。
せっかくの休日だというのに、天気は大雨・・・・・

しかし! 私には基本的に休みの日に外出しないという選択肢は、ない。

だから、そこそこ近場である京都市内をブラブラと歩いた。
平日のウィークデイタイム、
しかも私の大嫌いなコロナウィルスとその信者どもが溢れ返っているせいで
ほとんど誰もいない中、大雨に降られ、足元がビショ濡れになりながら。

今回の歩き旅は、神社や寺の参拝がメイン。
さらに夕方には地元の銭湯にも立ち寄った。



清水寺へと通じる二年坂(二寧坂)



七条通りにある、豊国神社



高台寺の裏手の高台にある、謎の神社(名前は忘れてしまった・・・)。
北野天満宮でも見られた牛の神の像が、拝殿の前に祀られている。
この牛の頭をなでると、頭が良くなるそうな。





私は何事も有言実行で動く旅人であり、冒険者。
アンチマスカーであることは、旅先でもその顔をもって示す。

私のご尊顔を見て恐れおののいたマスク信者どもはこぞって道を譲り、
神社や美術館、博物館など多くの施設では、
入館する時だけでなく、利用中は「ずっと」マスクを着用しなければならない
という所ばかりである。

そういったチンケな場所は、私の生きるポリシーと、
それ以前に日本国憲法や民法の規定(自由権、ならびに最低限の生活の保障)に反するため、
利用するわけにはいかない。
(病院などの医療機関や、その他生活上どうしても必要な施設は例外だが。)

肉食の一匹狼のごとく、
いつでも襲い掛からんとばかりに鋭い目つきで周囲を牽制しつつ、
ノーマスクで堂々と町の中を歩いている私。
そんな私を受け入れてくれた場所が、ひとつあった。

これも高台寺の近くにあった建物なんだが・・・



鬼や般若などが壁や天井に描かれた、不思議な空間。
ここでは、一番奥に2本の大きな線香と小さなキャンドルがセットで200円で売られていた。

普通、私はそういった類のものは「チンケな商売しやがって」と一蹴して買うことはないが、
久々に私を気遣ってくれた人の優しさに触れたので、つい買ってしまった・・・。

仏教の世界では極楽浄土の象徴とされるハスの花。
それを象ったガラスの器の中に買ったキャンドルを入れ、
線香で火をつけて、線香は大きな香炉に刺して立てたのだった。



引き続き歩き、東山方面へ。

知恩院の一番奥にある、小さな祠。
左利きの私にとっては、木魚を叩く棒の取っ手の配置が
ことごとく右利き仕様になっていたの見て、ちょっとショックだった。



外は雨。それも、雨筋が太くハッキリ見えるほどに激しかった。



こういう時は、仏様にお祈りをして、
少しでも状況が良くなるように願うしかあるまい。



大雨だから、靴の中や靴下はもうビショビショ。
社殿の木の床に、濡れた自分の足型が付いた。



紅葉の時期ではないが、深い緑の木々にひっそりと隠れるようにして
小さな紅葉が赤い葉を見せていた。



琵琶湖疏水の合流点となる蹴上(けあげ)では、
一方の水路から流れ込んでくる水が濁流となっており、
水が合流する場所で、ものの見事に水の境目を作っていた。



南禅寺の水道橋(水路閣)。
その真下を真横から撮影すると、まるで合わせ鏡のような空間に。



南禅寺の本殿の中は、こうなっている!
コレ、休日だったら観光客がたくさんいて
撮影どころじゃないからね。これを撮影できたのは貴重だった。



南禅寺は神社ではなく寺だから、鳥居はなく、鐘がある。
これぞ日本の風景よ。





哲学の道に入り、大豊神社を訪れた。





ここは、哲学の道の途中にある神社のうちのひとつで、
たくさんの動物が神として祀られている。

小さいながらも人気があるらしく、
提灯が設置され、雨の平日でさえ暗い時には明かりがついた。

電球色というのか、ほのかなオレンジ色にあたたかく照らされた拝殿たち。

ヘビ



猛禽類とおぼしき鳥と、猿。



ネズミ



とても良かった。



この後は、銀閣寺へは行かず、京阪・出町柳駅から近い
世界遺産・下鴨神社を参拝。
ここは私は何回も行ったことがあるから写真が撮らなかったが、やっぱりいい所だった!

そこからさらに北へ歩き、大田神社(太田ではない)を訪れた。



コロナを過剰に恐れて鈴鳴らしの太い綱(正しくは何というのかは知らないけど・・・)が
収納されて、カランカラン・・・
あるいは銅鑼の場合はコォーン・・・
と鳴らせないようにしているチンケな神社が多い中、
この大田神社はちゃんと鳴らせるようにしてくれていた。

やはり、神社といえばコレでしょう。



神社と寺めぐりのラストは、上賀茂神社。



ここはね、ひそかに公衆トイレがキレイなのよ!
天井が天然のヒノキを使っているらしい。なんとも上品。





上賀茂神社を参拝した後は、そこから東へ10分ほど歩いて
地元の銭湯「竹の湯」に入った。



昔ながらの銭湯、最高!
今じゃあスーパー銭湯が基本になっているけど、
日本人ならば、たまには入るものだーね。

湯船は、銭湯にしては結構広く、きれいだった。





そして風呂からあがると、外は雨がやみ、雲の合間から青空が見えていた。
夕方になったので、帰りはバスに乗って京都駅へ。
そのまま帰路についたのだった。



このところ、私は旅行といえばドライブばかりだった気がするが、
たまにはこうしてのんびり歩き旅をするのもいいものだよ。
普段見過ごしているものが見えてくるっていう、ね。
それが面白いのだ。

めでたしめでたし!