_008 【特別版】
( 2017/08/14 )


[2017/08/14] 【宿泊旅行レポート】 岐阜県[馬籠宿・中津川・養老・大垣]等 1泊2日の一人旅

8月の11日から12日の2日間にわたって、私は1人、1泊2日で旅行に行ってきた。
旅行先は、岐阜県の馬籠宿・中津川・養老・大垣。そして・・・もう1ヶ所。
岐阜県については、ちょうど南部全域を東から西へと回っていく形となった。

当サイトで私の住んでいる地域を晒すわけにはいかないので、
出発地周辺の情報は書かないが・・・
旅のレポートを残しておきますね。写真が多いので表示が重くなるかもしれないが、一応注意されたし。




【1日目】


わりと早い時間から家を出発して、新幹線と特急列車を乗り継ぎ、一気に目的地近くの駅
岐阜県東部の「中津川」駅へ向かった。

早朝とはいえ、夏だから出発した時点で空はもう明るかったが。
これが冬場だとまだまだ真っ暗なんだよね・・・

新幹線での移動までは結構快適だった。
だが、その次の特急が問題で、乗り継ぎ自体はスムーズにいた。
ただ、ここで指定席ではなく自由席にしたのが間違いだったようだ。

列車の扉の窓際のデッキで、ほとんどギュウギュウ詰めで立っているのがやっとという状態。
まあ、旅行客が多い盆休みだから仕方ないのだが、
私の隣にいた男女がな・・・、どうでもいい話を長時間べらべらと喋りやがって!
こちとら前日まで残業続き。ろくに疲れが取れないところにこれだからね。
あれは本当に参った。

あれが体力的に大ダメージとなって、その日の後々の旅に響くことになった・・・。

かくして、なんとか中津川駅を降り、駅前の大きな地図を見た。



おう、なかなか立派な地図じゃねえか!


そこからバスに乗って「落合」まで行き、そこからは歩いて落合宿を通って馬籠宿まで行く手筈だった。
が、実際に歩いてみると・・・
落合宿が見つからなかった!

しょうがないので、そのまま案内標識に従って、徒歩で山道を登ることに。
これが結構距離があって、なかなか大変だったのよ。
降りるバス停を間違えたかな・・・と思った時には後の祭り。
・・・まあいいんだよ別に。私の旅は、基本的に歩き旅だからさ。



それでもなんとか歩き続けると、目の前に馬籠宿や妻籠宿の案内看板が。
いやあ、感動したね。自力でここまで到達したんだって。

道路の広さ的に、車ならここは間違いなく左が早いけど、ここはあえて右へ。
「落合の石畳」ってのが気になったし、通ってみたかったから。

でも、実際にはその石畳の道、かなり短い・・・。



とはいえ、セミや鈴虫の鳴き声を聞き、森林浴をしながら江戸時代そのままの古道を通れたのは貴重だった。
たった120メートルでごく短時間とはいえ、当時宿場町に向かってここを通った大名行列の様子に思いを馳せることができた。


馬籠宿へと向かう上り坂はさらに続き、道の両脇には当時の宿とおぼしき古民家がちらほら。
中には、昔懐かしい看板を掲げている家もあった。



手前の「たばこ」はともかく、後ろの青い看板には何て書いてあるんだろう?
「藍」? 「塩」? うーん、、ちょっとわからん。


長いこと歩いた末に、ようやく馬籠宿に到着。
シャツはもう汗だくで、異様な匂いを放っていた。

ここで昼食を取ったり、おみやげを買ったりした。
空は曇りだった。

馬籠宿は、宿場町全体が終始斜面の上に立っており、結構急な坂が続いていた。
ここには私が一番見たかった、有名な水車が途中にある。



現役で利用できる馬籠郵便局も、宿場町に溶け込んでいて風情があった。




他にも、木の幹に止まっていたセミを、アップで撮影したり。




宿場町を上りきった先にあったのは、展望台。
残念ながらそこへ辿り着いた時には小雨が降り始めており、あいにくの空模様だった。
これがもし晴れてれば、きっと素晴らしい眺めだっただろうな・・・・・



展望台の上には馬籠峠があり、そこを越えれば長野県の妻籠宿へと続く。
・・・のだが、この時私は疲れきっており、天気もあまり良くなかったので、妻籠宿は断念。

外国人も多く行き交う中、馬籠宿の急な坂を下りきって、バスに乗って中津川駅に戻った。


中津川駅から宿泊地となるホテルへ向かう途中、大きめの町の公園があったので、立ち寄ることに。
そこには、大きな黒い機関車が展示されていた。



雨足も強まってきたところで、足早にホテルへ。
スタッフの接客態度が良く、部屋もきれい。大浴場まで付いている。
そして、安かった!

おみやげ屋で買った2つの珍しいチップスター。
食べずに取っておいたけど、果たしてどんな味がするのだろうか・・・?



外が明るいうちから夕食と酒をむさぼり、風呂にしっかり浸かった。
そして、地元のテレビであるらしいメーテレも見ながら、
私としては珍しく午後8時半頃には眠りについたのだった・・・。




【2日目】


ゆうべ早く寝たおかげで目覚めは早く、
朝からしっかりうんこを出すことができた。(食事中の方ゴメンナサイ..)

ホテルの朝食バイキングを食欲のあらん限り人目を全く気にすることもなくガツガツむさぼり、
野菜もしっかり摂ったところで、すぐさまホテルを後にした。

この日の朝は、なかなかの大雨だった。



中津川駅に戻り、ここから長時間、在来線やローカル鉄道に乗って「養老」駅まで向かった。


養老でまず真っ先に向かったのは、養老公園。
ここがなかなか楽しい場所だった!

天気はすっかり晴れ上がり、公園の入口では地球儀を掲げた男女の子供の銅像がお出迎え。



さて、ここで私が行きたかったのが、「養老天命反転地」

有料だが、上下逆さの空間などをその身で体験できる、体験型の屋外美術展のようなもの。
展示品の数が多く、敷地もかなり広い。



上下反転・・・ 例えばこれなんかどうよ?



上の写真は、迷路状の天井を普通に撮影したもの。
それを上下逆にしたものが、下の写真。



床に見える、だろう?
じつは、ここの天井と床は上下対称だったりする。

次に、これまた奇妙なオブジェがあった。



白黒で統一された迷路の中に入ると、変な位置にガスコンロが設置されていたり。
まあもちろん、火を付けたりはできないんだけど。



驚くべきはこのオブジェ、外観の部分だ。
普通に見上げるようにして撮影した場合は、下の写真のような感じ。



これをそのまま上下反転に加工したものが、その下の写真だ。



地面の下に青空が広がり、さながら空中に浮かんでいるようにも見える!


こうした未知の不思議な体験が面白すぎて、私の大興奮はさらに続いた。
コンクリートで作られた、わりと傾斜のキツイ坂と、そこに建てられた家らしきもの。



近づいて、家がまっすぐ建っているように撮影すれば、まるで本当にそう見えるんだから不思議。



でも実際は・・・



重力に対して斜めに建っている。近くに生えている木の幹の角度に注目。


それにしても、ここは本当にいい場所だったわ!
見渡す限り広がる山と草原の緑!










空を見上げれば、むくむくとした綿雲に、きれいなうろこ雲。
夏と秋が同居している。
外はまだまだ暑くても、季節は着実に進んでるんだなあ・・・って実感した。






森林浴を満喫しつつ、急な上り坂を上って養老の滝へ。



たいして大きい滝ではなかったものの、滝つぼの近くまで行き、
そこでバシャバシャと、顔と頭を丸ごと洗った。すごく気持ちよかった!!

滝つぼ



滝の上



ともにバッチリ!


帰り際には、「ひょうたんらんぷ館」に立ち寄った。100円。



中は少々暑かったものの、日陰になってるぶん外よりはマシだった。
この周辺では、ひょうたんは装飾品の他、食用にも利用されてるのだとか。
いろんなデザインのひょうたんが飾られており、内側から光を灯して様々な模様が浮かび上がる。
きれいだった。






養老公園を後にして、道中で見かけたのは、珍しいと思われる緑のカーブミラー。
普通はオレンジ色だけど、ここのは緑色に塗られていた。



そして、さらに歩いて日帰り温泉施設「ゆせんの里」へ。
ホテルも併設されている。



ここで入った養老温泉は鉄の温泉で、湯の色は茶色。
スベスベはしないけど、体がぽかぽかあったまった。
久々にここでビン入りの牛乳を買い、片手を腰に当てて一気に飲み干したわ!
そして、全てのおみやげを買いきった。

ここから施設の無料シャトルバスに乗って、「大垣」駅へ向かった。


バスの窓からは、「奥の細道」など気になる文字が所々見えたが、
降りた地点からちょっと遠かったうえに夕方近くになっていたので諦めた。
行ったのは、大垣駅から南西にある大垣城



・・・のはずだったのだが、時間が遅かったので入館時間を過ぎており、中には入れなかった。
とりあえず、外にある立派そうな銅像を撮影。名前は覚えてないが。



郷土館も見たかったなー・・・。こちらも入館時間外。残念。




さらに少し北西へ歩き、八幡神社という小さな神社にも行った。



町の中にある、やんごとなき神社のひとつだが、ここのすごいのは、
境内に天然の湧水があること。その水の湧く量が結構多い!





本殿にお参りをして、この神社を後にした。




帰りルートは、在来線で立ちっぱなし。
ま、歩くの大好きな私にとってはこんなのお手の物だけどね。
・・・とは言っても、2日間の旅行で疲れが溜まっていたので結構きつかったが。

沈みゆく夕日を窓ごしに見ながら、少しずつゆっくりと帰っていく・・・
電車を降りた頃には、外はすっかり暗くなっていた。

そしてそこは相変わらず世界中から観光客が集まって賑わっていたのだった。






【あとがき】


ふぅ、やっと旅の記録を書き留めることができたよ。

まあね、今回の旅行は個人的にはまずまずといったところかな。
というのは、1日目はあまり天気に恵まれなかったことと、
一部の高速列車で、盆休みというハイシーズンにも関わらず
ケチって自由席を取ったために長時間立つハメになったり。

古い宿場町や神社・寺などを見るのはもちろん好きだけど、
どちらかといえばアクティブに体験したほうが楽しいんだよね、私は。

だから、遊園地や体験型アトラクションで全身を使って楽しんだりしたほうが楽しい。
できれば熱気球やパラグライダー、キャニオニングなどで
いつかは大自然を360度体験したいな。

楽しめた点も多いけど、反省点も多い。
今回の経験を踏まえて、今度個人で旅をする予定ができた時には
しっかりと計画を立てることにする。
限られた人生、決して後悔することのないように・・・。



というわけで、長文になりましたが、最後までこの記事を御覧いただきありがとうございました。
次のページからは、通常どおり毒電波を発信します。

おしまい